QUESTION
アメリカ買い付けって具体的に何をするんですか?
PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像
ANSWER
出発から帰国、商品到着までの流れをお話します!
古着業界にいない方には「海外買い付け」は一体どうやっているのか想像しにくいかもしれません。今回はざっくりではありますが「アメリカ買い付け」の手順についてお話します。
バイヤーによって少し段取りは違うかもしれませんが、やることは大体一緒です。
・日程を決めてチケットを買う
・空港で出国手続きをする
・アメリカ到着・入国手続き
・レンタカーを借りる
・ディーラー・スリフト・フリマなどで買い付け
・夜はモーテルに泊まる
・食事は人それぞれですが、ファストフード店やスーパーで買って食べることが多い
・発送用の段ボールを買う
・パッキング(荷造り)する
・インボイス(コマーシャルインボイス・税関申告用の商品の価格、数量や請求額を記載したリスト)を作成
・発送
・アメリカ出国・帰国・入国審査・税関審査
・商品受け取り←今日はこれ
・洗濯・クリーニング・値付け
商品受け取り
帰国して数日経つとアメリカから送った商品が到着します。ボクの経験だと早くて4日、遅くても1週間ぐらいでは届きます。ストライキの多い船便で送った場合などは最悪数ヶ月届かないなんて話しも聞きました。
そういえば発送の時に話していませんでしたが、商品は航空便で送ると早く着き、船便だと時間はかかりますが安く送ることができます。ボクは船便は使った経験がありませんが、大量に古着を輸入する大手の古着屋さんなどはコンテナを使うので船便を使うことになります。聞いたところによると、到着までにだいたい1ヶ月かかるそうです。
ここで運送会社から「通関」についての連絡があります。運送会社で税関申告をしてもいいかどうか聞かれます。中身に何か問題があるとその後「税関」から連絡があり、商品についての質問がされます。
この質問・応答で問題がなければ「通関手続き」に移り、2~3日で手元に配送されます。
という流れです。
税関の職員からの電話は最初は緊張してしまいますが、やましいところがなければ何も恐れることはありません。
到着した商品で破損しているものや紛失している物が見つかったら、運送会社に連絡しましょう。責任が向こうにあった場合はきちんと賠償してくれる場合が多いです。
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