でも、赤ぎ塾では「ベール買い」は奨励していません。
なぜおススメしないのかという理由をこれからお話しますね。 その前に「ベール買い」というのを知らない方もいらっしゃると思いますので少し説明します。 古着業界で言うところの「ベール」とは大量の古着を圧縮パックしたものです↓
参照 https://global.rakuten.com/en/store/hause/item/1499391/

参照 https://global.rakuten.com/en/store/hause/item/1499391/

こんにちは!
今日は古着屋さんでよく見かけるリメイク品についてお話したいと思います。
タイなどアジアの買い付けでも気を付けるべき内容ですので、リメイクしない、という方も読んでみてくださいね。
古着屋を営んでいる方の中にはミシンを使える人が多いです。
もともとアパレルや古着業界で勤めていて裾上げなどの必要からミシン使える人が多いんですね。
そうなると、売れ残った古着やビンテージの生地などを買い付けてきた場合に、リメイクして新たな商品として売るお店もけっこうあります。
そのお店が仕入れたものはそのお店の所有物になったのだから、どうリメイクしてもどうカスタムしても大丈夫な気がしますよね。

キャラクターやブランドに版権があるのは皆さんご存じだとは思います。
でも、生地にも実は版権が存在するものがあります。
例えば柄を見たらすぐに分かる、マリメッコ、リサ・ラーソン、ソレイアードなどもそうですし、ディズニーやワーナーなどのキャラクターもそうです。
なので、アメリカでよく見つけることのできるキャラクターシーツは。そのまま中古のシーツとしてなら販売は可能ですが、それをリメイクして売ることはルール違反となります。
ボクの知り合いのお店で5~6店舗展開しているところが、キャラクターシーツを大量に仕入れてリメイクブランドみたいにして販売していました。
しばらくは調子よく売れていたのですが、噂によるとディズニーから直々に抗議があって、賠償金の話まで出たそうです。
でもすぐにキャラクターものの販売を取りやめて事なきを得たようですが、ディズニーはそういうのすごく厳しいらしいですからね。
しかもディズニーなどのシーツで何十年も前のビンテージなら大丈夫と思うかもしれません。
しかし、キャラクターは古い顔をしていても商標登録してあるのが多いので、商用利用することはできません。
もちろん、誰かが作ったリメイクを仕入れて販売することもできません。
最悪な場合「知的財産権の侵害」として損害賠償を請求されることも考えられますので、気を付けてくださいね。
でもぱっと見でブランドが判別できないものに関してはそこまで気を遣う必要はないと思いますが、、。
午前中は思いもよらずビンテージがポコポコ出ました♪
気分を良くしたのでお昼はスリフトの前にあった「アジア」という店で、

クンパオシュリンプを食べました。↓ 量が多いので食後の移動は眠気との戦いです♪

食後にガソリンを入れに行きました。
レジにいた黒人のおばちゃんに60ドル渡したら、「なんとか(忘れました)カード持ってる?」と聞かれたので、「持ってないよ。」と答えました。
すると今まで笑顔だったのに突然おばちゃんの顔つきが険しくなり、一瞬にして目つきも獲物を狙う肉食動物のような眼光になって、外を指差して、
「早く!あの白い車を追っかけて!早く!早くしないと行ってしまうよ!」
と叫びだしました!
「、、え?なに!?」と事の成り行きが分からなくてあたふたしているボクにさらに、
「早く!追っかけて!」とたたみかけてきます!
おばちゃんが指さす方を見ると、白いセダンがゆっくりとガソリンスタンドから出ようとしているところでした。
そのなんとかカードは多分そこのメンバーズカードか何かで、それ見せたら安くなるとかポイントが貯まるとかなんでしょう。
でもなぜボクがカード持ってないだけで訳の分からない白いセダンを追いかけなあかんのか?
と思いましたが、さらに「早く!」と叫ぶおばさんの勢いと声の大きさがあまりにも凄すぎて、もうちょっとでドアを出て車を追いかけそうになりました。笑
すると店内から若いスタッフのお兄ちゃんが出てきて白い車に走っていきました。
おばちゃんは「その車お金払わんとガソリン入れて逃げようとしてる!!早く捕まえて!」と叫んでいます。
危なかった、、。もうちょっとでボクも走り出ところでした、、。ホンマに。笑
その後白い車は戻ってきました。
ヨボヨボのおじいさんがすまなさそうに車から降りてきました。笑
爺さん完全にお金払うの忘れていたようです。笑
どうやったらお金払わずにガソリンだけ入れることが出来るシステムなのかわかりませんが、そのおじいいさんの「すまなさそう感」が絵に描いたようでかわいかったです笑。
その後そこでガソリン入れてたら、エンジンの下からドシャドシャ液体をこぼしながらガソリンスタンドにボロボロのトラックが入って来ました。
そのトラックはボクの横に止まって、運転手のおっちゃんがドア開けようとガチャガチャしても全くドアは開かず、何度か蹴ったりしていましたがやっぱり開かず、最後は中から反動を付けて思いっきり体当たりしてやっと開きました。
おっちゃんは「アウっ!」と大きく叫んでドアを開け、苦痛にゆがんだ顔で降りてきました笑。
しかも彼は骨折してらしく、左足全体にギプスを巻いていました。笑
アメリカにはいろんな人がいます♪
本日は雑談コーナーにします!
店の中や買い付け中などで遭遇したありえない出来事や経験などをお話します!
興味深々でしょ笑。
「変態ブリーフ男。」

こんな時あなただったらどうするでしょうか?
初めて入った洋服屋で、店内にいる店員風の男の下半身がブリーフに革靴だったら。
そしてその男が「いらっしゃいませ。」と挨拶してきたら。
ボクだったら「、、あっ、間違えた。」っぽい仕草をしつつ店を出て二度とその店を訪れることはないでしょう。
だって平日の昼間に店員がブリーフ一枚でウロウロしてる店なんて関わらないほうがいいでしょう?
でも、まさかそんな稀有な経験を自分がすることになろうとは昨日まで夢にも思いませんでした、、、。
しかもボク自身がブリーフに生足、革靴の3拍子そろった姿で。。。(笑)
その日は火曜日ということもあってあまり人の出入りはなかったんですが、たまに来店してくれる40代のお客さんがお昼過ぎに愛車のBMWに乗ってやってきてくれました。
一通り店を物色し、店主とバカ話をしていた彼はトルソーが穿いている細身のチノパンに目が止まりました。
入荷したばかりの、40年代のディテールを再現しつつも現代風のシルエットを採用した細身のチノパンで、昨日はボクもそれをロールアップして穿いていました。
彼は購入を決意したんですが、ウエストサイズを34にするか36にするかでかなり悩んでいました。
ボクの見たところ34でぴったりジャストだと思ったのですが、
「ぴったりよりも若干腰で穿きたいと思っているのでやっぱり36にします、いや、でも大きすぎるかなぁ、、。」
店内には昨日現在ウエスト31, 32の2本しか在庫がなく、だいたいの感覚でサイズを注文してもらうしかありませんでした。
でも34ならボクが今穿いているのがあるので、
「もし、気持ち悪くないのだったらボクの34を試着してみませんか?」
と聞いてみました。
古着好きのお客さんはこういうの気にしない人が多いので。
「始めは面倒くさいからいいですよ。」と言っていた彼もだんだん分からなくなったので
「じゃあせっかくなので穿かしてもらいます。」
とボクが穿いてるのを試着することになりました。
ボクも1、2分の事なのでサークル什器の後ろに隠れてれば
すぐ済むだろうと高をくくっていました。
お客さんの少ない平日の昼過ぎですしね。
しかし!なぜかこの日は奇跡のように不運が重なるのでした!
ボクは普段ブリーフを穿く人間では決してありませんが、この前GAPのボクサーパンツを置いてあるコーナーで、色とサイズだけ見ながらカゴに入れました。
家に帰って気付きましたが、買った中に間違えて一枚だけブリーフが紛れ込んでいました。
そのブリーフは長く下着のローテーションに入る事も無くほぼ忘れ去られていたんですが、この数日洗濯物が溜まっているのか、はたまたまだ乾燥中なのか、このグリーンのブリーフしかタンスに入ってなかったので、仕方なくブリーフを穿いて出勤しました。
彼に「今日偶然ブリーフなんですけど、笑わないでくださいね。(笑)」
と冗談っぽく言い、今穿いてたチノパンを試着室に差し出しました。
彼も「何か温かいなぁ。(笑)」
ボク「温かいのは仕方ないですよ~。(笑)」
って言い終わるか終わらないかで、2人の男女が音も無く店の中央まで歩いてきてるのが見えました!
っ!!!!!
とりあえず「い、いらっしゃいませぇ。」とは言うことができました。
でも今ボクの下半身は上から緑のブリーフ、生足、革靴(デッキシューズ)です。笑
見たことのないお客さんなので、初めての来店だと思います。
ボクの前にはサークル什器があるのみでこれを超えられると、ボクのあられもない姿があらわになってしまいます。
初来店のお客さんにブリーフ1枚でのお出迎えはどう考えても最悪です。
早急にどうにかしなければ!
カップルとボクの間はもう5mもありません!
とっさに背後のショートパンツコーナーに吊ってあるパッチワークのバミューダパンツを手に取りました。
サイズなんかどうでもいい!
ハンガーをはずして穿いてみます。
なるべくズボンを穿いてる動きを悟られないように気をつけながら、両足を通ると一気に上げました。
な、何とか入るサイズでした。
セーフ!!!
なんとかカップルがボクのアタフタさに気づく前にレジに避難できました~。
避難後はまるで何もなかったように振る舞いましたが、すごいどや顔をしてたと思いますよ。(笑)
ちなみにお客さんはサイズ34でぴったりでした。
ボクがブリーフ一枚になる前から店内に入っていて、
ソファーのところで一部始終を見ていた常連の石田くんはボクのアタフタを見て腹を抱えて笑っていました。(笑)
皆さんも、お客さんに自分のパンツを試着してもらう時は気を付けてくださいね~♪笑
無いか、普通。