これが古着屋の基本!アメリカでの「スリフトストア」の探し方!


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今回は、アメリカでユーズド(中古)商品激安仕入れの要、スリフトストアの探し方です!

スリフトの探し方

アメリカで古着やアンティーク雑貨、家具、CD、レコードなどを仕入れる際、安定した低価格で仕入れることのできる場所があります。

それは「Thrift Store」(スリフトストア)と言って、アメリカのどこの町にも必ずといっていいほどある、リサイクルショップです。

日本にあるリサイクルショップは商品を一般の人から買い取りをしているところが多いですが、アメリカのスリフト(バイヤーは略してスリフトと言います。このレクチャーでもスリフトで統一します)は商品を寄付で賄っています。

スリフトは慈善団体が経営していることが多く、商品は寄付されたものなので、値段は当然激安です。

キリスト教徒の文化としてモノを恵まれない人に寄付する習慣があります。そのうえスリフトで寄付をすると税金を抑えられる地域もあり、それがスリフト商品の入荷を促進しています。

スリフトの売り上げも障害を持っている方の施設や、恵まれない人への寄付になったり、高齢者や障碍者の雇用にもスリフトは役立っています。

10数年ほど前までは、初めての街につくとバイヤーはまずガソリンスタンドへ行ってその街の地図を買い、店先にある電話ボックスの下にぶら下がっている電話帳から「Thrift Store」のページを破って持っていく、というのがお決まりでした。

が、え~っと、電話帳のページを破るのは多分違法なのでもうおススメしません。今ならスマホでページを写メしちゃいましょう♪

そのページに店名、住所、電話番号が書いてあるので、地図で探して行くという地道な作業でした。

しかし、スマホが普及してGoogle mapを使うと立ちどころにその街のスリフトの上に赤いピンが多数刺さるようになってくると、事態は大幅に変わってきました。

アメリカ在住のディーラーさんも、昔はローカルしか知らない小規模で穴場のスリフトがたくさんあって、日本からのバイヤーなんてそこで見たことなかったのに、最近は買い付け初心者っぽい女の子のバイヤーでも一人でスマホ片手にやってくるようになってしまった、、、と嘆いておりました。

そうです。今は文明の利器、スマートフォンがあるので、苦労なしに、電話帳のページを破るような違法行為なしに笑、その街の小さなスリフトまで一瞬で網羅することができるのです!

説明するまでもないですが、初めての街でのスリフトの探し方を教えます。Google mapを開いて検索窓に「Thrift Store」と入力してください。全部小文字でもかまいません。ほら、あなたの周りのスリフトがドシドシ出てくるはずです。

そこからナビを使ってスリフトまで行って、買い物をする、ということですね。

しかし、スリフトというものは大手になれば果てしない床面積を誇り、一度足を踏み入れると、見終わるまでに3時間以上かかってしまうこともあります。3時間かけただけの商品がゲットできれば何の問題もないんですけどね。

でも例えば、そこそこの街だとGoogle mapで調べると近い範囲に30も40ものスリフトのピンが立つこともよくあります。小さいところでも1時間かかるとして中くらいの大きさのスリフトで2時間、大きなところだと3時間かかります。

どのぐらいの商品を見て、そのスリフトに見切りをつけるのかによりますが、ボクは頑張っても1日にスリフト5件が限度でした。

「まだ探したら何か見つかるかもしれない」という気持ちと、「ここは最近他のバイヤーが入ったっぽいので他に行こう」という気持ちの戦いになります。

何かあるんじゃないか、と思って2時間スリフトを掘っても何も出なかった経験もあります。でも、10分ぐらいパっと見て「ここは何も出ん!」と決めて他に移るのもすごく後ろ髪を引かれる思いでいっぱいです。

どのタイミングで見切りをつけるのかは人それぞれです。しょぼいモノしかないとあきらめていたところにすごいビンテージがあった経験もあるし、全体的にいい雰囲気がしてたの大したものがなかったこともあります。

この感覚はあなたが自分で養っていくしかありません。

街全体のスリフトに最近バイヤーが入ったと確信して数百キロ離れた別の街に移動したこともあります。

あるスリフトに入ったら、日本人のバイヤーが2組も先に入っていたので、もう出ようかと思った時に、当時日本では8万円ぐらいで売れた1940年代のカバーオールを5ドルで見つけたこともあります。

全部のスリフトを見れたらいいんでしょうけど、時間は限られているので、「見切る」ことも重要になってきます。限られた時間内にある程度の商品を買い付けなければならないですからね。

言うの忘れていましたが、アメリカはスリフトに限らず、レジに並ぶ時間が半端なく長いです。

長いところで30分以上待たされるのもザラです。長蛇の列ができている最前列でキャッシャーのおばさんと、お客のおばさんがずっと大声で笑い話をしていることもよくあります。

この時間も含めた3時間です。人を待たせているから悪い、と思う気持ちはかなり希薄だと思ってください。

待ち合わせなどで遅れる場合は「待たせてゴメン」という気持ちを持っているアメリカ人ですがなぜかレジの列には何も思わない人が多いです。列に並んでいる人も慣れています。列に並ぶことに関しては多分ボクら日本人の方が気が短いです。

トラブルシューティング

まずは基本となる初めての街でのスリフトの探し方についてお話しました。しかし海外買い付けはトラブルが付き物です。スマホの具合が悪くなったり、充電が切れてしまったときは、最初の方に言ったように電話帳と地図が必要になってきます。

電話帳に書かれている「Thrift store」のページをどうやって自分のモノにするのかはあなた次第ですが笑、地図に関してはJAF会員であればその街のAAACAA(アメリカやカナダでの大手ロードサービス)の事務所に行けば無料で地図をもらえます。

地図って割と高いので、何枚も買っているとけっこうな費用になってしまいます。

アメリカやカナダでの買い付けにはスマホは不可欠ですが、何かあった際のアナログな方法を知っておくことで、トラブルがトラブルでなくなります。

次回は「アメリカの個人経営スリフトストアでの買い付け、交渉術。前編!」をお送りします!

 

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