海外で古着仕入れ中に危ない目に遭ったら!?心構えと実践方法9選!


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海外古着買い付け中の危機管理

今回のコンテンツは海外買い付けに行く前に何度も読み返してください!

危険回避

危険を回避できる「可能性」が上がります。買い付けのワクワクした気持ちとは裏腹に「ザ・現実!」と言わんばかりの海外の治安事情と対処法についてお話します。

海外を買い付けの旅で回っているといろんな出来事に出会います。あなたが男性か女性かによって対処法は違いますが、この対処法で安全に買い付けするお手伝いができればいいと思っています。

ほとんどが、ボク自身が学生時代4年間アメリカ西海岸で暮らしてきた体験と、その後16年間SHOPをオープンして、アメリカ大陸全土、タイ、カンボジア国境などに単独で向かい、買い付けをしてきた経験から身につけた方法です。

女性の方は特に注意が必要です。男なら多少治安が悪そうな場所でも気をつけていればなんとか買い付けすることができますが、女性の場合は危ない場所はもちろんのこと、危なそうな場所も行ってはいけません。

危険な地域は貧しい人が住んでいる事が多く、生活の為に犯罪を犯さざるを得ない人がたくさんいます。

もちろん性欲や生活へのストレスから犯罪に及ぶこともあります。なので、その地域にある「スリフト」へ行ってもお金になりそうなブランドのついたような商品はものは現地の人が生活の為に買うので店にはあまりありません。

なので、勇気を振り絞って、危険な地域にいい商品を求めて行くのはやめましょう!ボクが海外買い付けをし始めた頃は、なるべく他のバイヤーが行かないところでいい物をゲットしてやろうと、一般的に危険だと言われている地域にも足を踏み入れていました。

街のほぼ全員が黒人で(黒人の街でも安全な街もあります)、アスファルトが割れていたり、停まっている車は色がはげていたり凹んだものが多いような街でした。

自分一人では来られないほどの治安の悪さでしたが、スタッフも一緒だったので勇気を絞って行ってみることにしたのです。

今思うと馬鹿な判断でしたが、そのときはどうしても超ビンテージを激安で見つける!というトレージャーハント的な好奇心と興奮で頭がいっぱいでした。

しかし、ドキドキでたどり着いたスリフトは想像以上にしょぼい商品しかなく結局何も買うことなく出てきました。スリフト内でも黒人のお客や店員が珍しそうにアジア人のボクたちを見ていたのを思い出します。

スリフトの入った建物を出た時でした、向こうの電話機のあたりでたむろしていた2人組のパーカをかぶった大きな男の1人がこっちを指さしたのが見えました。その後その2人はこちらに向かって白々しく歩き始めました。

ボクはスタッフに早歩きでレンタカーまで急ぐように小声で伝えました。走ってしまうと向こうも走り出してしまうので、気付いたのを悟られないように車へと急いでその時は何事もなく出発することができました。

その場所を離れて3~4分も経ってない交差点の信号で停まっていると、スタッフが震えた声で「、、ちょ、、ちょっとこっち見てください、、、。」と言ってきました。

何!?と思って右側を見るとボクらの車の真横に駐車してある車の窓のところで男が針金みたいなのを窓枠に無理やり突っ込んで、ロックを外そうとしています。しかもかなり大胆に針金を揺すっています。道には通行人がいるのですが、無関心の様で、男の見張りをしている険しい顔の別の男も見えました。

そんなすぐ手の届く場所で犯罪が行われていることに驚いてしまって、信号が変わるのを「早く、早く!」と待ちました。だって真横にボクら(この辺では珍しいアジア人、しかもレンタカーは普通にピカピカの車)がいることに気付かれたら何されるかわからんでしょ。

この経験以来、治安が悪いといわれる場所に行くのはやめました。ビンテージより命の方が大事ですから。当時はほかの古着屋さんとの話で、どんな危ない目に合ったみたいな「武勇伝」をよく聞かされたので、ギリギリまで攻めてみたかったんでしょうね笑。

この時は運よく何も起こらなかったですが、2人組の男がボクらを捕まえていたらどうなっていたか分かりません。この時は街の中に黄色人種がボクらだけだったので目立ってしまったんでしょうが、一般的なアメリカの都市などで危険な目に合いにくい方法をお教えします。

1 危ない地域には近寄らない

これは絶対条件です。「ちょっと危ないけど買い付けぐらいなら大丈夫な地域」と「絶対に足を踏み入れてはいけない本当に危ない地域」の「差」を肌で感じるようになるまでは、「安全だ」と見てわかる場所のみの買い付けにしてください。

アメリカなどの外国はボクらの感覚では理解できないような場所があります。例えば、大きな道を挟んだこっち側は高級住宅地でショッピングモールもあって夜も比較的安全なのに、信号を渡った向こう側は全米のワースト順位上位に選ばれるほど治安が悪くて貧困だということが実際にあります。

2 現地の人に溶け込む

現地の人に溶け込む服装と振る舞いをしましょう。輸入ビジネスで古着や雑貨、家具などを扱おうというあなたはかなりの確率でお洒落が好きな人だと思います。しかし、そのお洒落の実力を使って、できるだけ現地に住んでいるお金のない人間を演出してください。

「手ぶら」が基本です。バッグもウエストバッグもカメラもいい時計もダメです。

「その辺に家があるから何も持たずにぶらっと出てきたんだよ」感が重要です笑。

ボクはいつも財布、携帯、パスポート(専用につくってもらった極薄のポーチに入れてお尻のポケットにいれてポーチのチェーンをベルトに着けていました)をすべてズボンのポケットに入れていました。

3 少し危ない地域に入ってしまった時

買い付けをしていると場所を絶えず移動しながらバイイングするので、いちいち行く街の治安情報を調べていくという訳にはいきません。

危ないと思ったらすぐそこを離れればいいのですが、安全ではないにせよ買い付けぐらいは大丈夫という場所に行ってしまうこともあります。

一番いけないのは舐められることです。必要のない笑顔は作ってはいけません。もっといけないのはビビっていることを悟られることです。このような地域にいる時は終始しかめっ面で人と目が合ったら1秒ぐらいにらんでふっと目をそらします。

「俺にからんできたら、ぶっとばすぞ!」という気持ちを伝えるぐらいの目でにらんでください。長時間にらみすぎるとトラブルになるので、ちょっとにらんで目をそらして無視がベストです。

もし何か英語で言ってきたらぐっとにらんで目をそらして歩きだしましょう。ビビっている素振りを見せてはダメです。最初からまったく目を合わせないのも舐められます。

日本人は怖かったり言ってることが分からなかったら笑顔を作ってしまいます。相手が英語でまくし立ててきても「何俺の分からん言葉でグダグダ言ってるんだ!」ぐらいの気持ちで対処しなければなりません。

今お話しているのはちょっと危険な地域の場合です。普通の場所のアメリカの人は陽気で親切でジョーク好きなので、笑顔で接してください。重要なのはその場の雰囲気が読めるか、と目の前にいるのがどんな人物なのかを見極めることです。

4 夜は出歩かない

暗くなったら出歩いたらダメです。女子は夕方でも暗かったら出歩いたらいけません。晩御飯は早めに買っておきましょう。暗くても安全な街でドライブスルーとかなら大丈夫です。

5 知らない人に気を許さない

アジア

タイなどのアジアでは向こうから話しかけてくる人は客引きか詐欺師です。特に日本語で話しかけてくるアジアの人と仲良くなってはいけません。イカサマ賭博や睡眠薬入りの飲み物を飲まされて金品を奪われる睡眠強盗などが横行しています。

ウィークエンドマーケットなどの超混雑している場所ではスリやカッターでバッグを切って財布だけ取り出す泥棒に注意です。財布などの貴重品は全部ズボンの前ポケットへ入れておきましょう。

アメリカ・カナダ

基本的に誰でもよく話しかけてきます。経験上、あなたに好奇心で声をかけてくる人がほとんどだと思います。気さくで親切な人が多いです。

しかし、あなたが旅行者丸出しの恰好だったら話は違います。買い付けの旅なのであまり行くことはないでしょうが、観光地で話しかけてくる人はどんな理由であれあなたのお金が目的です。

身近な人の体験でこんな話があります。ボクの友人で初めての西海岸旅行に来た日に、ATMでお金を下ろしました。ATMには数人が並んでいて、友人の順番が来ました。お金を下す際、後ろで並んでいる人の距離がえらい近いなと思っていました。

お金を下すと前に並んでいて先にお金を下した若者が「旅行?」と話しかけてきました。友人は一人旅が不安だったのもあってしばらく彼と話しをし、話も盛り上がりました。

彼がお酒と食べものを買って、友人のホテルの部屋で飲もうと言ってきました。友人は嬉しくなってオッケーし、その彼とお酒を飲みながら、好きな音楽の話や将来の夢などを語り合い夜が更けるまで飲んでいました。

朝目が覚めた友人は彼が友人のクレジットカードの入った財布と共にいなくなっているのに気づきました。日本に電話してカード会社に連絡するとすでにカードから多額のお金が抜き取られた後でした。ATMの後方に並んでいた人もグルだったんですね、、、。

6 ホテルを教えない

ホテルを教えたらダメです。楽しい会話中のホテルを聞かれることもあるでしょうが、なんとかごまかすか、「言わない。」とはっきり言いましょう。

7 「NO」と言う

ボクら日本人は「NO」ということに慣れていない国民です。しかし外国では空気を読む必要がありません。みんなが自分の意見を言うのが普通ですし、「NO」と言われることにも慣れています。

例えば数人でランチに行く時に、食べたいものをはっきり言うのも普通ですし、みんながハンバーガー食べたいと言っている時に「ボクはハンバーガー食べにいかない。今日タコスが食べたいからタコス食べてくる。」と言ったとしてもそんなに変じゃありません。

海外で何か言われて嫌だったらはっきりと「NO」と言いましょう。ちょっと顔をしかめて「NO」と言いましょう。ひつこく誘われたら「はぁ?」って顔してもオッケーです。自分の意見を示すことが普通なのでそれができないと舐められます。

8 パスポートは肌身離さず

パスポートを無くすとかなり大変です。パスポートというのはお金になるので転売目的で狙ってくる悪いやつもいます。パスポートは肌身離さず持っておくようにしましょう。

9 保険に入る

クレジットカードにも簡単な保険が付帯していることがありますが、それだけでは不十分です。別に海外旅行保険に入っておきましょう。会社や保険商品によって違いますが、医療、盗難、損害賠償など不測の事態に対処できます。

今回は海外買い付け時の危機管理についてお話しました。「人を見たら泥棒と思え」という言葉がありますが、そんなに悪い人ばっかりではありません。

ボク自身学生時代に4年間アメリカで生活し、古着屋をしてから16年間に何十回も買い付けに行きました。そのなかで「銃」を見たのは警察が腰からぶら下げているのだけしかありません。人が死んでいるのも襲われているのも見たことはありません。

もちろん注意していましたが、基本的にはどの街にも人の生活があって一部の場所や人が危険なだけなのです。しかし、空気を読み過ぎてしまったり、平和に慣れすぎている日本人は犯罪に合いやすいのも確かです。

今回のコンテンツは海外滞在中の危機管理に十分役に立つと思いますので、活用してください♪

 

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失敗しない古着屋物件選びのポイント!知らないと損するあの情報も!


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今回のレクチャーは失敗しない古着屋の店舗物件の選び方についてお話したいと思います。

よく街中の空き店舗の前に「テナント募集」と書いた看板を見たことがあると思いますが、「テナント」というのは元々物件を借りる人の意味です。

だから「テナント募集」というと、「借りてくれる人、募集!」という意味なのですが、現在はそこから派生して「物件自体」「テナント」と呼ぶようになっています。「空きテナント」のような感じです。赤ぎ塾では「テナント」という言葉を物件の意味で使っています。

テナントを探す際の注意点

あなたは輸入ビジネスを志し、買い付けた商品を販売する手段として店舗を構えると決めました。オープンに向けて、やらなければならないことはたくさんありますが、まずはテナント物件を探すところから考えていきましょう。

同じ家賃を払って借りるのでも、「住居」「店舗」はまったく意味合いが違います。「住居」はそれ自体何の利益も生まない「消費」であるのに対して、「店舗」はあなたのビジネスの母体となり利益をもたらします。店舗を借りるということは「投資」であるということです。

ビジネスの母体として「店舗」を考えないと、ビジネスの上での「消費」という位置づけになってしまいます。「店舗」自体が利益を出す要素を含んでいなければいけません。だからテナント探しは慎重に行いましょう。

テナント物件の罠

よくテナント物件には「罠」が潜んでいると言われます。いや実際はテナントに「罠」があるんじゃなくて私たちの中にこそ「罠」が潜んでいます。店舗となるテナント物件はかなり高額な買い物です。年間でいうと莫大なお金を支払うことになります。

月5万円だったとしても1年も支払うと合計は60万円にもなりますからね。店舗を借りるということはいつもの買い物に比べると、スケールも金額もだいぶ大きいですよね。

人はそういう現実離れした買い物をするときに感覚が麻痺してしまい、本来物件に求めていた条件じゃないのに興奮状態のまま購入してしまうということがあります。これがテナント物件の「罠」です。

店舗をゲットするのが目的じゃなく、ビジネスとして「投資」として見合った物件を見つけなければなりません。

あなたのビジネスに必要な条件は?

あなたはどんなお店を持ちたいですか?

と聞かれたら、何と答えますか?ボクの様な夢見がちな人間は遠くを見ながらトロンとした目で

「、、、広くて、窓から川が見えて、窓の多い店舗で、駐車場も5台以上あって、暖炉とえんとつがついてて、、、。」

と妄想の世界に入り込んでしまいそうです笑。

しかし、お金を際限なく持っているわけでもないし、誰かが建てた建物の一角を借りるだけなので、限られた資金の中で思い通りのテナントが見つけることはかなり困難です。

しかし、絶対に譲れない条件を持ってテナント探しに行かないと、先ほど言った「テナント物件の罠」に自らハマってしまいます。

ボクもいろんなタイプのテナントを見てきましたが、多少不便な形をしている物件であっても「こうすれば使えるんちゃうかな。」とか「無理やりここにアレを持ってこれんこともないな、、。」など、なぜか前向きに考え始める自分がいました笑。

少しでも気に入った部分があれば、あとの使いにくい部分は自分の努力でどうにかなるだろうと、気に入った部分メインで考え始めてしまいました。でもその考えは自分の願望から出たもので、ビジネス的には全くダメな選び方だったのです。

あなたのビジネスにとってどのぐらいの広さのテナントが必要で、どのぐらいまでお金を出せるか、条件として何は譲れないのか、をしっかり考えておく必要があります。

例えば、ラーメン屋さんを1人で開業するならカウンター席6席~8席とカウンター内キッチン、人が1人通れるだけの通路、を満たせる物件が必要になってきます。

それ以上の広さは商品提供の時間ロスに繋がります。テーブル席や座敷席も作ってたくさんのお客さんに利用してもらいたいと考えるかもしれませんが、ラーメンを持ってカウンターを抜けてテーブル席まで持っていくことを考えるとピーク時には1人で対応できません。

2人でラーメン屋さんをやるならカウンター席、キッチン、テーブル席2つ、通路、ぐらいの物件が必要になってきます。

このように同じ業種でも業態によって必要なテナントの条件が変わってきます。同じ条件の商品を提供するのであれば、後者の方が売り上げは多いでしょうが、その分人件費がかかってきます。

「人件費」というのはテナントを考える際に忘れてはならない問題です。いつか儲かってきたらバイトでも雇って、、、なんて考えは初めはやめといた方がいいです。

週末の一番忙しい時間帯だけ大学生のバイトを雇うとかならいいですが、基本的にはあなた一人で店を回すと考えてテナントを探した方がいいです。

テナント物件を探し始める前に

テナントを探し始める前に、絶対にしておかなければならないことがあります。

・必要条件のリストアップ

・優先順位を決める

この2つです。これができてない状態では、かなりの確率で「テナント物件の罠」に引き込まれてしまいます。しかも必要条件はできるだけ具体的に考えましょう。

◆いつから入居するのか?
◆会社としての契約か?個人か?
◆テナントの種類は?(ビル下テナント、一戸建て、半地下など)
◆どの辺に?(どの地域、どの沿線、最寄の駅は、駅徒歩何分?)
◆どのぐらいの広さが必要?天井の高さは?日当たりの良さは?
◆内装はどこまでいじっていいのか?(色塗り、穴あけなど)
◆築何年まではOK?耐震性は?セキュリティーは?
◆家賃は?(月売り上げの8%~10%が適切だと言われています)
◆家賃以外に支払う公共料金などの費用は?
◆敷金、礼金などの金額は?
◆パーキングスペース、駐輪場の有無、(台数や車高など)
◆使用可能な設備は?(電気の容量、電話線、ネット回線、エアコン、トイレ、水回りなど)

このように考えると予想しているより詳細な条件がでてきますよね。たくさん希望条件が出てきたら次は優先順位を決めて行きましょう。

優先順位を決めてない状態でたくさんの希望条件を持って物件探しに出かけると、なかなか物件が決まらないだけじゃなく、それらによって迷いが生じて混乱してしまいます。

なので「この条件は絶対外せない!」というものから「あったら嬉しいけど、なかったらなかったで、まあええか。」ぐらいの条件まで優先順に順位を決めておきましょう。

希望通りの物件はまずありません。希望条件にどれだけあってるか、というのが判断の基準になります。

適正家賃の計算

上記のリストで家賃は月売り上げの8%~10%が適正だと書きました。それ以上の家賃を支払っていよりよい物件でビジネスをしたとしても経営を圧迫するだけです。

なので、家賃の予算を決める時は、あらかじめ売り上げ予測額を計算しておく必要があります。その計算を根拠ある数字にするためには開業する地域を事前調査しておく必要があります。

事前調査はそのテナント周辺の「時間帯別の人通りの量」、「年齢、職業、性別(学生なのかサラリーマンなのか高齢者なのか、など)」、「競合店の有無、距離」、「周辺環境(高級住宅著だとか工場地帯だとか)」、「交通の便(駅やバス停が近いとか複合商業施設まで近いとか)」などをチェックします。

その情報をもとにどのぐらいの来客が見込めて、どのぐらいの売り上が予想できるのかを判断して数字を導きます。

それで適正家賃を割り出すのですが、少し相場より高いと感じた時に、この事前調査の結果を使って家主さんを説得することもできます。

未公開物件情報

「未公開物件」と呼ばれる物件があります。読んで字のごとしが、まだインターネットの不動産サイトや不動産情報誌、不動産仲介業者のビラなどにも載っていない情報のことです。

こんな物件がなぜあるのかというと、物件の契約を終える時はだいたい6か月前に家主や不動産仲介業者に伝えて書面を交わしています。しかしその物件にはまだ店舗が営業しているので、公には出せない、という物件なのです。

公開されている物件のほとんどは、数か月も数年も借り手が決まっていないこともざらです。もしかしたら何か問題を抱えている可能性があります。しかし未公開物件はまだいろんな人が物色したわけではないので、いい物件が残っている可能性があります。

もちろん、廃業か移転すると分かっている物件なので、全く問題がないとは言えませんが、たくさんの人が物色たのに契約しなかった「公開物件」よりはるかにいい物件が入っている可能性があります。

この情報はインターネットや雑誌などでは得ることができないので、不動産仲介業者に直接聞いて情報を集める必要があります。

不動産仲介業者

複数の不動産仲介業者を使いましょう。契約が決まると、不動産仲介業者には家賃の1か月分(相場です)が支払われます。「支払われる」といってもとどのつまりはあなたが支払います。できればあなたの「最高の」テナント探しに積極的に付き合ってもらいましょう。

そのためには、あなたの希望の条件を分かりやすく明確に不動産仲介業者に伝える必要があります。「未公開物件」の情報も店によって異なると思いますので、複数の不動産仲介会社を利用するようにしましょう。

現地視察

出店希望するエリアが決まったら、「必ず」現地視察と現地調査を行いましょう。あなたが思っているよりも人の流れが少なかったり、ターゲットにしている客層がいなかったり、競合店が思いのほか多かったり、するかもしれないからです。

ごくたまに仲介業者を使っていないテナントもあります。家主と直接交渉するので斡旋料はかかりません。

まとめ

今回のレクチャーで学んだ、失敗をしないテナント物件選びのポイントは、

・テナント物件の罠を知る

・希望条件の明確なリストアップをする

・その希望条件に優先順位をつける

・現地調査をして適正な家賃を知る

・未公開物件の情報を集める

ということでした。店を開くということを「夢」にしている人は多いので、テナント探しも夢見心地で探してしまいがちです。

住居なら「素敵だわぁ~♪」ということでもいいんでしょうけど、事業用の物件を借りるのは「投資」であることを忘れてはなりません

いい物件に騙されて、「ちょっと予算オーバーだけどこのクオリティーの物件ならビジネスも上手くいくに違いない!」なんて言って契約してしまうと、すぐに「かっこいいお店を持っている経営の苦しい人」になってしまいます笑。

大家さんを儲けさせるために毎日頑張って働いているわけではないですもんね。家賃などの毎月必ず支払わなければならない出費を「固定費」といいます。「固定費」はできるだけ少なくしたほうが経営は楽になります。

楽になった分少しでも多く素敵な商品をお客さんに紹介できるようにしたほうが、高額なかっこいいお店を持つより幸せですよ♪

 

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これ決めないと絶対に始まらない!古着屋起業の初歩の初歩の初歩!


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まずあなたのお店(古着屋)オープンの日を決めましょう!

まずオープン日時を決める

あなたは輸入雑貨のお店を出すと決めたとします。店舗取得費や海外に買い付けに行くだけのお金も用意できました。さて、一番初めにすることは何でしょう?

それは、プランを立てることです。プランを立てることで無駄なくハードルをクリアしていくことができます。プランを立てるときに一番重要なのが「ゴール」を設定することです。

この場合の「ゴール」はSHOPをオープンさせる、という事です。もちろんそのゴールは新たな「スタート」でもありますが、とりあえずまず目指していくのはお店のオープンです。

しかし、「よし、お店をオープンするぞ!」と決めただけでは、「決意表明」でしかありません。「決意表明」も気持ちを作っていく上でかなり大切なものになっていくのですが「ゴール」としては少し弱いです。「ゴール」は明確なものでなければなりません。

「ゴール」を明確なものにするためにまず「オープンの日」を決めましょう!「オープンの日」から逆算していくことで、今なにをすべきか、今日までになにが終わっているべきか、あと何日で何をしなければいけないか、が明確に分かってきます。

ではどのように「オープンの日」を設定すればいいのか一緒に考えていきましょう。

オープン日設定

オープンの日を決めよう!と思っても、どのぐらいの時間的余裕を持たせて設定したらいいのか分かりにくいものです。もちろんできるだけ長い期間かけて最高のモノを作り上げたいという気持ちは分かります。

しかし、テナントを契約してしまうとその時点から「家賃」が発生します。準備期間が長ければれば長いほどお金をどんどん支払うことになります。それではオープンしてからの回収が大変になってくるので、短い期間でオープンまでこぎ着けた方がいいということになります。

オープン予定表

こちらで「オープンの予定表」を用意しました。何もないところから、予定を立てるのは産みの苦しみを伴うのでかなり大変ですが、雛形があってそれを改良してくとかなり簡単にスケジュールを組む事ができるので、この講座を購読している方なら自由に使ってください♪

to do
1か月目1テナントを探す
2
3
4
2か月目1
2
3テナント決定!
4チラシ、ショップカード作成
3か月目1「オープン計画」 SHOP用HPやSNS
2電気屋、大工さんの手配
3テナント契約を結ぶ家賃発生電気、水道代発生
4DIY内装工事 什器作成
4か月目1
2
3
4内装完成
5か月目1買い付け準備
2買い付け
3
4
6か月目1動線やレイアウト再確認
2「最終調整」 ビラ配りなど ※
3商品クリーニング、値付け
4オープン!


・テナント物件を探す
予定表は考えやすいように6ヶ月でSHOPオープンを目指す形で作成しました。

初めに6週間「テナント物件を探す期間」を設けてあります。6週間を長いと考える人もいるでしょうし、足りないと思う人もいるでしょう。テナント物件は慎重に選ばなければなりません。あなたのSHOPの売り上げも左右するのが立地です。

気に入った物件を見つけると、そのテナントに惚れ込んでしまっていいところしか見えなくなってしまう、という状態に陥る人がけっこういます。このことは是非覚えておいてください。いいと思うテナントが見つかったら、「自分はこの物件を冷静に判断できているか」を自分に尋ねてください。

もちろん実際のテナントを見て、「ここにレジ台置いて、ここには小物用の棚を置いて、、、。」と目がキラキラになってしまう気持ちは分かります。しかし、住む家を借りるのはお金が出ていくばかりなので「消費」するために借りますが、

店舗はお金を増やすために借りる「投資」です。

失敗しないテナント物件の借り方についてはまた単独でコンテンツを立上げてお話ししようと思いますが、一番大事なのは家賃の値段だけではありません。一番重要なのはあなたが「何が必要」なのかをしっかりと分かって探しているかどうかです。

例えば、「広くて家賃が安い」ところがいい、というのは必要なことについては触れられていませんよね。まず「何のために、どのぐらいの広さが必要か」を考えます。

例えば、ラーメン屋さんを1人で開業するならカウンター席6席~8席とカウンター内キッチン、人が1人通れるだけの通路、を満たせる物件が必要になってきます。

2人でラーメン屋さんをやるならカウンター席、キッチン、テーブル席2つ、通路、ぐらいの物件が必要になってきます。それではあなたのお店ではどのぐらいの商品をどんなもので陳列して、どのぐらいのスペースが必要なのか、を考える必要があります。

何が必要なのかをまとめずに物件を見に行くのは危険です。必要条件は紙に書いておきましょう。それを全て満たしてくれる物件を見つけるのは困難だと思いますが、妥協できる条件と絶対に譲れない条件を頭に叩き込んでから探しにいきましょう。ノープランで物件を探しに行くのは、絶対に避けるべきです。

あまり知られてはいませんが、普通テナント物件を探す際、インターネットで空き物件を探すか、実際に街などで「テナント募集」の看板が立っているところを見てその看板に書かれている不動産仲介業者に連絡しますよね。

でもこれではしばらく誰も借りていない物件しか見ることはできません。物件の中にはまだ不動産情報サイトなどに掲載されていない「未公開物件」というものが存在します。普通物件を解約するときは6か月前には解約の旨を不動産仲介業者や家主に伝えておかなければなりません。

そのような物件は公開されていないので「未公開物件」と呼ばれます。未公開物件はネットにも情報がでないし、不動産サイトにも出ません。これは不動産仲介業者に直接聞かないと分からない情報です。不動産仲介業者に問い合わせるときは「未公開物件」のことも聞いておきましょう。

・テナント決定→契約を結ぶ

条件に合うテナントが見つかり、テナント契約を結びます。契約の日から「家賃」が発生するので、ここでは契約日まで少し余裕を持っています。「何月何日から借りたい」という希望は聞いてくれる場合が多いので、家賃を発生することなしに準備を整える猶予を得ます。

家主さんや不動産仲介業者によっても違うので、何とも言えませんが、この時点で日付の入った「オープン計画」を作りましょう。ここで目標となるオープンの日も決めてしまいます。店舗内の様子は分かっているので具体的なプランを立てます。大工さんや電気屋さんの手配もしておきます。業者が入れるのも契約後からです。

電力会社に連絡したり、必要なら電話線を引いたり、インターネット回線をつなげたりする手配を全て行います。SNSでオープンの告知をしたりショップカードやチラシの作成もしましょう。オープンの日が決まると一気に物事が進んでいきます。

・テナント契約を結ぶ

契約を結んだら家賃が発生します。ここからはできるだけ早くオープンして、現金を回収できる状態になった方がいいです。あなたは内装や什器を作ったりします。この間にもSNS等で進行状況を配信しておきましょう。

・内装完成→買い付け準備

内装や什器ができてからの方が買い付けで商品を仕入れるイメージが湧きやすいと思ったので、買い付けをここにしました。

大量の商品をストックする場所がある人はいいですが、他に場所がないと買い付けた商品は店舗に運び入れるしかないので、その時点で内装が完成していないと、商品をあちこちに移動させながら内装を仕上げたり業者を招いたりることになります。

内装を仕上げながら「買い付け準備」をしましょう。買い付ける商品に付いてはテーマを決めて一貫した世界観があるように見せましょう。何をどのぐらい仕入れるか決めておきます。もちろん、その通りにはなりませんが、決めないで買い付けに行ってしまうと一貫性を保つのが難しくなります。

その際に、店舗に必要な什器や家具なども記入しておきましょう。例えば、シューズコーナー前にスツール1つ、アンティークの傘立て1つ、店外にビンテージの灰皿、、、などです。

以前も書きましたが、小さめの家具などはアメリカの「スリフトストア」などで仕入れた方が激安で仕入れられ、しかもデザインもレトロで面白いのが揃ってます。

・買い付け

買い付けについては後のレクチャーで詳しく話していきます!今回はオープンということもあって3週間を買い付けにあててあります。これは買い付けのスタイルに合わせて調整してください。

一応アメリカ、カナダ買い付けを想定した買い付け期間です。何をどのように買い付けるかで変わってきますが、でっかいバンをレンタルして各地を転々と買い付けする人はもう少し日数がいるでしょうし、ロスアンゼルス近郊だけを集中的に回るというひとは2週間もあれば十分でしょう。

肝心な買い付けのノウハウについては後のコンテンツでたっぷりとお話しますね♪

・帰国→オープン

買い付けから帰ってきました。航空便にもよりますが、大き目の箱2つまでは無料で持って帰れるので、手持ち商品を持って帰っているはずです。手持ち商品の関税の通し方についてはまたお話します。

けっこう大変ですが、アメリカなどから買い付けた商品を海運会社(シッピングカンパニー)を通さずにすべて飛行機に乗せて(有料です)一気に運んでくる手段もあります。

航空便だと到着まで1週間ほどかかるので、すぐ商品が手元に欲しい場合は使える手段ですが、人によりますが20箱前後の箱(パッキン)をレンタカー会社に持ち込んでそれをシャトルで空港に運んで、その後降ろされたところからカウンターまでカートに山積みして運ばなければならないので、なんせ大変です。

この予定表では海運会社を使って航空便で輸入するという形で書いてあります。船便は到着まで3か月近くかかるのと、ストライキが多く、荷物が止まってしまってどうにもならないことが多いので、コンテナを使うような大型で量の多い場合しかおススメできません。

手荷物で持ち帰った商品はクリーニングを済まして、店に陳列してしまいましょう。ちょっとづつ完成時の雰囲気が分かってきます。仕入れ先から送った商品が届くまで1週間ほどあるので、夕方など人通りの多い時間に最寄りの駅などでビラを配ります。

商品が届けば、クリーニングやら値付けなどで忙しくなるので、今のうちに内装の最終チェックやレジ台のカード払いの機械の設置などできるところはやっておきます。

・まとめ

今回は計画表を時系列に沿って説明しましたが、一番大事なのは「オープンの日」を決めるということです。そこから逆算してすべての予定が決まります。テナント契約を済ませると、「家賃」が発生します。無駄のない日程でオープンを迎えないと、払う必要のなかったお金を払うこととなります。

赤ぎ塾の「オープン予定表」を参考にあなた自身のプランを立てましょう。買い付けの期間を長くしたり、また短くしたり、買い付けのタイミングをもっと前に持ってきたり無駄のないプランを作成しましょう。

 

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フリマに出店すると大事な「あれ」を開業前にゲットできるって!?


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フリマ出店!

今回は、フリマに出店してみよう!というお話です。

以前のブログで、あなたが海外から仕入れてきた商品を販売するいくつかの方法について触れました。その中で一番エキサイティングかもしれないのがフリマ出店です。一般的なSHOP運営もかなり楽しいのですが、フリマは盆と正月が一度に来たような楽しさがあります笑。

フリマ出店は実際に店舗を構えようと考えている人には特におすすめです。お店のスタッフとして働いたことがあるのなら、大体の雰囲気は想像できると思いますが、接客などの経験がない人なら是非、是非挑戦してもらいたいと思います♪

フリーマーケットなどは実際にショップを構えるシュミレーションとしてとてもいい練習になります。参加するのも割と簡単で、あなたの住む地方の情報誌などに載っているイベントの募集に書いてある方法で申し込みます。

その際にあなたの名前と連絡先、屋号などを聞かれるので、屋号(ショップの名前)を考えておくといいでしょう。できれば将来自分のショップにつける名前と同じ名前がいいと思います。なぜなら、定期的にフリマに参加していると固定客がついてきますし、店の名前も覚えてもらえます。

そうすると、実際に自分のショップを立ち上げた時に、いきなり常連さんがいるというメリットもあるし、名前を憶えてくれた人が「あのフリマのお店と同じ名前やけど、もしかして、、。」と入ってきてくれることもけっこうありますよ。

フリマ出店のメリット

フリマ参加のメリットはたくさんありますが、ボクがおすすめする10の理由をお教えします。

1 店を出す前に練習ができること

接客の仕事をやったことのない人なら、是非フリマに参加すべきです。なぜなら接客の大変なところと楽しいところを一度に経験できるからです。フリマはイベントなのでたくさんのお客さんが一気にやってきます。

ボク達がやろうとしているのは飲食店じゃないので、ランチタイムにお客さんがどっと押し寄せてくるようなことはないのですが、「忙しい」時に優先順位を考えて動く練習になります。

色んなお客さんが来ます。興味があって話しかけてくる人もいれば、こっちが話しかけるとムッとしてしまう人もいます。商品の値段に文句を言ってくる人もいるでしょう。そのいろんなタイプに対する態度を一気に練習することができるのです。

2 失敗を修正してより良い店づくりに役立てることができること

フリマは店舗経営の業務が1~2日にぎゅっと凝縮しているようなものなので、いろんな気づきもあるし、もちろん、いろんな失敗もあります。「失敗」するということは気持ちも落ち込むし嫌がる人が多いですが、成功するためには最も必要なことなんです。

「失敗から学ぶ方法」については以前のブログで詳しく書いているのでチェックしてみてください♪

人は「失敗」すると自分を責めてしまいます。自責の念がずっと頭から離れなくて、行動できなくなってしまう人もいます。でもやってしまったことは何をしても元には戻りません。後悔し続けても仕方ないのです。

「失敗」を自分の肥やしにする一番の方法は「失敗を受け入れる」ということです。失敗してしまったことは「しゃーない」と思って、これから良くするために何ができるか考えるためのヒントにします。

あなたに足りなかったこと、あなたが意識できなかったこと、乗り越えるのにあなたがすべきこと、

を考えさせてくれる「経験」なんだ、という認識ができるようになれば「失敗」とうまく付き合うことができて、それをばねにより良い方向へと向かっていけます。

3 常連を作ることができること

同じフリマに何度も参加したり、似た趣旨のフリマに参加していると、顔なじみのお客さんができてきます。常連さんができ始めると、フリマがもっと楽しい場所になってきます。

あなたが店舗経営を目指しているのなら、SHOPをオープンさせる前に常連さんを作っておくことができます。フリマであなたのお店の常連さんになってくれたということは、あなたの商品のセレクションが気に入っているということですもんね。

あなたのSHOPのオープンを楽しみにしてくれる人がいるというのは大きな励みになりますよ。

4 名前を売っておくことができること

できればあなたのフリマの屋号(店名)はこれからあなたが作るSHOPと同じ名前にしましょう。そうすればフリマで興味をもってくれた人が地方紙などでオープン紹介を見た時に「この名前は、確かあのフリマの店、、、?」と思い出して興味をもってくれるからです。

ショップカードを作ってどんどんと配るのもいいですね。SNSかホームページのアドレスを書いておいて、フリマ出店のスケジュールや実店舗のオープンの情報などを書いておけばあなたのお店に興味を持ってくれた人が来てくれやすくなります。

5 あなたの店の商品のトレンドが分かること

あなたは仕入れに出かけてたくさんの素敵な商品に出会います。仕入れ値が安いこともあってそれらをガンガン仕入れます。SHOPを持っているならかなりの商品を置くことができますが、フリマとなると厳選していかなければなりません。

あなたは若い人が好きそうなものから、女の人が好みそうなもの、マニア受けしそうなものなど幅広く商品を持っています。それらの割合を考えて出していくことであなたの店の売れ筋が分かってきます。

最初からうまくいくことは少ないと思いますが、毎回のフリマでお客さんが興味をしめしたジャンルの商品、ぜんぜん見向きもされなかった商品などを整理して次のフリマにのぞみましょう。

ぜんぜん見向きもされなかった商品があったとしても、それはあなたがその商品の良さを伝えられていないだけです。あなたが良さを認めて仕入れてきたものですから、あなたの伝え方次第で良さを分かってもらうことができますよ。

6 お客さんはどのぐらの値段なら購入してくれるか分かること。

値段を設定するのも初めはかなり難しいことの一つです。家の不用品を売っているわけではないので、最悪安くすれば売れる、という方法は取りません。

でもフリマは基本的に「安い」と思っているお客さんが来るので、値段設定の低い商品を多めにセレクトして持っていくのが正解です。輸入の中古商品は基本的に原価30%以下になるように値段を設定することが多いので、まずは原価30%以下で値段をつけて様子を見てみましょう。

「値段を下げるのはいつでもできるが、値段を戻すのは大変困難である!」

という意味のことを教えてくれた先輩がいました。まったくその通りで、値段はいつでも安くすることができますが、一旦値段を下げたものをもう一度もとの値段に戻したり、元の値段より高くつけるのはかなり難しいものです。

仕入れ値から計算して適正な値段を付けて、反応を見るために利益を削って「値引き」をして、反応が分かったので値段を元に戻すとします。値段が変わったことをお客さんに気付かれてしまうと「前安かったのに高くなってる!ぼったくり?」と思う人もけっこういるからです。

なので、値段を下げるのは慎重に行いましょう。いろんな手をつくしてそれでも買ってくれない場合の最期の手段が「値下げ」だと知ってください。「値下げ」はお客さんも喜んでくれるし、とりあえずの現金は入るし、その場はハッピーかもしれません。

しかし、値段を下げることによって、利益は下がるし、なによりもあなたのSHOPの価値も少し下がってしまいます。輸入商品は適性の価格があってないようなモノです。だからいくらでも価格を設定することはできます。

しかし、あまり高く設定すると、買ってもらえないし、安すぎると利益はなく、いい商品がすぐ売れて店内の商品の平均点が下がった気がします。あなたのSHOPをお客さんに認めてもらうなら、「安い」ことを売りにしてはダメです!

あなたの「セレクト」のセンスとあなたの「人柄」を武器に、お客さんを納得させることができるビジネスをめざさないといけません。あなたのお店にプライドを持って、お店の「格」を上げていく努力をすることがファンを増やしていくのです。

フリマではいろんな事を試験的に試すことができます。お客さんの反応を見ながら、値段を考えていきましょう。あなたの店の雰囲気作りや商品の並べ方で同じ商品でも高価に見えたり、安物に見えたりします。

値段を作るのは商品そのものの値段だけじゃなくてあなたの努力と説得力で値段を上げることができる経験をフリマで味わってほしいと思います。輸入品は「一点もの」なので、それをのがしたら同じものには巡り合えない、というのが大きな「強味」です。

7 接客の練習ができること

勢いあまって上のほうで書いてしまいましたが笑、フリマに出店すると接客の練習ができます。

8 商品の陳列や見せ方の工夫の仕方が分かること

モノの値段というのはそのモノ自体の価値だけで決まるのではありません。時代によって価値は変わるし、紙きれのようなものでも何かのタイミングで価値がでると数万円で取引されたりするようになります。

人は見た目で判断する人が多いので、いいモノはその辺に無造作に置いてあっても価値が分かる人が来て買ってくれるだろう、という考えは通じません。きちんと陳列してその商品の良さがぱっと見でも分かるようにして初めてその価値で買ってくれるのです。

フリマ出店時にはお客さんの反応を見て何度も陳列を変えてみましょう。並びが変わると一周して戻ってきたお客さんに新たな発見を促すことができます。店内がいつもフレッシュな感じを保っているのは「安物」が並んでいるように見られません。

陳列を工夫するときは、商品をその価値以上に見せられているかどうかをいつも考えて並べるようにしてください。それを試す機会が多いのがフリマ出店です。

9 同業者の知り合いができること

フリマに出店すると同業者の知り合いができます。必ずできるわけではないですが、作るように心がけましょう。横のつながりができると業界のいろんな情報が入ってくるようになります。

10 異業種の知り合いができること

同業者と同じく他業種の知り合いを作っておくのはビジネスにおいてプラスになります。仲良くなったお店とコラボで何かしたり、SHOP運営をする場合にフライヤーを置いてもらったり、SNSで紹介してもらったりできるからです。

これらが、フリマ出店のメインのメリットです。まだほかにもたくさんあります。フリマに出店するのはメリットが凝縮されているので、是非トライしてくださいね。

デメリット

デメリットは、、、そうですね、、、値切られてしまうってことでしょうか。しかし、あなたが海外からわざわざ買い付けてきた商品で、いいものばっかりをセレクトしていることなどを分かってもらうことができたら、値切られにくくなります。

先ほども触れましたが、商品をいいモノに見せるのは、「陳列の仕方」と、「店の雰囲気」と、「あなたの立ち居振る舞い」「説得力」です。いいものを揃えている自信があるのにお客さんに足元を見られてしまうのには、これら内のの何かが足りないと考えてください。いくらいいモノでも適当に置いてあるだけなら買いたたかれるし、普通のものでもあなたの努力で価値を上げることができます。

実際のモノの価値よりもあなたが付加価値を付けて、買ってくれたお客さんにお得感や幸福感を与えることができたら、あなたの言い値でモノが売れるようになります。人は単にモノを買うだけではなくて、あなただから買う、というように思ってもらえるように日々人間関係を構築していかなければなりません。

フリマ出店をするようになったらSNSやブログで出店場所や出店時間、おすすめの商品や新入荷などの情報をアウトプットしましょう。古着ならコーディネート案や、雑貨なら複数のテイストの商品をセットとして並べた画像をアップして、セット買いをしてもらう努力をしましょう。

このような理由でフリマ出店はおススメです♪なんせ楽しいですし。

 

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知らないと損する!古着屋の什器(ハンガーラック)、備品の激安入手法


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★ 直接海外で仕入れる輸入ビジネス(古着屋、雑貨屋、家具屋、アクセサリー屋、並行輸入など)の始め方講座のノウハウ、起業準備編です!

今回は直接海外で仕入れる輸入ビジネス(古着屋、雑貨屋、家具屋、アクセサリー屋、並行輸入など)の始め方講座のノウハウ、起業準備編です!

今回のレクチャーは什器(ハンガーラックや棚、テーブル)などを激安で手に入れる方法についてお話したいと思います!

お店の内装は作ったとして、次に必要なのは商品を置く棚やテーブル、洋服を置くならハンガーラック、レジ台などになってきます。それらを手に入れるのに基本的には3つの方法があります。

「新品で買う」「中古で買う」、そして「自分で作る」です。「もらう」というのもありますがそれは「中古で買う」セクションだと思ってください。そして今回のレクチャーは激安で、と銘打っておりますので、「新品で買う」についてのお話は割愛させていただきます。

資金に余裕があれば新品で什器を揃えてもいいとは思いますが、安くてデザインのいいモノを探すとなると「ニトリ」とか「IKEA」とかの商品がダントツです。でも、個性を売る輸入ビジネスのSHOPにニトリなどの家具があるより、他と被らない什器が置いてあるほうがこだわりを感じるし、お店としての格があがります。

 

激安ポイント その1

スリフトとは

 

スツールぐらいの大きさまでの什器や家具類は買い付けに行った先(アメリカやアジア)で揃えましょう。とくにアメリカやカナダなどではどこの町にも「THRIFT STORE」(スリフトストア)というリサイクルショップがいくつもあります。

ボクらバイヤーが「スリフト」と略して呼ぶ、そういったお店は大手から個人の小規模なものまで、幅広くあります。日本ではリサイクルショップというば「お売りください」的なお店が多く、店側もお金を出して買い取るので安めの値段設定ではありますが、激安ではありませんよね。

でも「スリフト」は慈善事業的な要素が強く、アメリカ人は不用品を無料で寄付する人が多いです。州によっては寄付は免税の対象にもなるし、キリスト教の考え方で貧しい人を助けようという土壌があります。なので「スリフト」では障害のある人や高齢者が働いていることが多く、その売り上げも恵まれない人たちをサポートするお金になる場合が多いです。

なので、1ドル(100円前後)でシャツが買えたり、革靴が買えたり、小さな家具が買えたりすることもざらにあります。ビンテージのソファーやビンテージのバイク(自転車)などもすごい安い値段で見つけられたりするのですが、コンテナの手配をしていなかったので泣く泣くあきらめたこともありました。

感覚でいうと膝と腰の間ぐらいまでの大きさの家具やアンティークなら普通に大きなダンボールに入れて輸入できるので、激安で仕入れることができます。それ以上の大きさになるといきなり送料が跳ね上がるので、大きなコンテナを使って運ぶのならいいですが、コンテナを一杯にできるだけの商品を仕入れられないと無駄になってしまいます。なので、小さめのものは買い付けに行ったときに「スリフト」で仕入れましょう。

 

激安ポイント その2

リサイクルショップで値段交渉

 

店を作ると決めたその時から近くのリサイクル屋さんを回りましょう。それかヤフオクなどで気に入った什器を見つけたらそこに行ってみるか、連絡を取りましょう。

リサイクルショップはまとめ買いをしてくれるのをすごく喜ぶので、あなたが探しているものを持っているか聞いたら、ストックの倉庫に入れてくれることもあります。

ボクの経験では、その時は昭和っぽいショーケースを探していたんですが、その旨をオーナーさんに伝えるとショーケースの入荷があるたびに連絡をくれたりしました。できれば同じ店で数点買うものを見つけて値段交渉しましょう。「これから店を出すのでちょくちょく買いに来ると思います。」的なことも言っておきましょう♪

リサイクルショップ(特に個人経営)なんて実は値段はあってないようなものなので、一見で一つの商品をレジで値切ろうとしても安くしてくれないですが、きちんと事情を言って、ある程度の量の什器が今必要である、ということをなるべくオーナーに近い立場の人に相談しておくと融通をきかせられることが多いです。

 

激安ポイント その3

 

ジモティーヤフオクなどのネット中古品市場で買うのも手ではありますが、なんせ什器類は送料が高いので仮に安く買えたとしても、合計で高くなってしまいます。なので、地域を自分の移動可能範囲内に絞って、商品を検索して見つけたら直接交渉で現地まで取りに行ったり、向こうがリサイクルショップなどのプロならまとめ買いで値引き交渉しましょう

しかし、探すのもけっこう手間ですし、短期間である程度の什器を揃えないといけないので、あせってきますよね。中古の什器といえども、デザインがそれぞれ違って、店の雰囲気と合うものばっかりとはかぎりません。そういう時は、探すのと並行して什器を自分で作っちゃいましょう!

前のブログでも触れましたが、自分で作るとぴったり自分のお店のサイズや雰囲気と合わせた什器が作れます。しかも安いし、自分で作ったのでもし壊れたとしても構造を知っているので自分でリペアしてしまうことがきます。

 

DIY

 

自分でDIYをやったことがない人にとっては、かなりハードルが高いかもしれません。でも、「DIYをしよう」、と心に決めたところからDIYは始まります

どういうことかというと、何かが必要になったりちょっと壊れてしまったときに、すぐプロにまかせようと思うか、まず自分でどうにかしようとするのの違いです。

DIYというのは昔は「日曜大工」といって、お気楽なパパさんの休日の趣味みたいなイメージでした。しかし、バブル期を境に日本は消費文化が根付いてしまい、使ったものや壊れたものは捨ててしまって新しいのを買う、というのが普通になりました。

でも、海外に行くと、アジアなどはもちろん、先進国のアメリカでさえ、そのへんのおばちゃんが自分で車のオイル交換ぐらいはできますし、タイミングベルトやトランスミッションが何なのかもどこについている部品なのかもみんな知っています。

家も汚れてたり、模様替えをしたいときなどは自分で壁やドアを塗り替えます。国民みんながちょっとした整備士であり、大工であり、左官であり、ペンキ屋さんなのです。まず自分でどうにかしようとします。

この感覚を持っていると、もちろんDIYで色んなものを作ることもできますし、海外で何か困ったことが起こったときに自分で解決しようとする心構えを持つことができます。すべてお金をだして他人に任せてしまうことに慣れた人はアクシデントのときに何もできません

ちょっと飛躍した考え方かもしれませんが、お店を経営しているといろんなことが起こります。本当にびっくりするぐらいいろんなことが起こります。

電球が切れるような簡単なトラブルから、漏電して店内のブレーカーが夜に落ちたり、音楽が鳴らなくなったり、ガラスが割れたり、看板が風で飛んでへし折れたり、雨漏りしたり、裏のドアをこじ開けられそうになっていたり、ストックルームにネズミが住み着いて服をかじってしまったり、ビンテージのジャケットのジッパーが試着ではじけてしまったり、ある日出勤してみるとクルマに轢かれたハトの死骸がシャッターの真ん前に転がっていたり、、、などです。全てボクの体験ですが笑。

このようなトラブルがあるたびにプロを呼ばずにどうにか自分かウチのスタッフで対応してきました。それで、だいたいのことはどうにかこうにか乗り越えることができるようになりました。それもDIYを始めることで自分たちがいろいろできると知ったお陰です。

「DIYを始めて人生が明るくなりました♪」みたいなテレビショッピング的な流れになってきましたが笑、輸入の古着屋さんや雑貨屋さん、家具屋さんを志すあなたには絶対にDIYを始めてもらいたいと思います。

買い付けの時は気が付かなかったダメージもどうにか直すことができたり、輸送中に梱包が甘くて壊れてしまったものを日本についてから直したりもできるようになります。逆に直すこと前提でダメージのある商品を激安で仕入れることだってできます。

かなり、話は飛びましたが笑、ここでDIYを始めるには何が必要かお話したいと思います。まず、電動ノコギリ(電ノコ)と電動ドリル(電ドリ)です。インパクトドライバーでもかまいません。電ドリはあんまり安いとパワーがなさすぎて什器を作るのには適してないのでだいたい6,000円以上のものがおススメです。

もちろんそれも中古で安いのがあればそれに越したことはありません。

下はボクがDIYを始めるにあたって購入した電ドリと電ノコです。当時はまだ「DIY」なんて言葉が世にあふれる前だったかなぁ。

この電ドリは振動させることができるタイプで、ドリルを付けるとコンクリートに穴を開けることができます。電ドリは先をドライバーやドリルに付け替えることができるので、一つで何役もこなすことができます

ボク的に2店舗目の床板を貼るのにかなり重宝したんですが、ワイヤレスじゃないのでいろんなところに取り廻すのにいちいちコンセントの位置に悩まされたり、延長コードを何本も繋がなあかんかったので、そこが不便でした。始めの電ドリはそこそこのパワーのコードレスのタイプがおススメです。

これは見ての通り電ノコです。電ノコに関してはコード付きにしとけばよかったと思いました。なんでかというと、木を切る時ってだいたい作業場決めて一気に切ることが多いんですね。

なのでバッテリー式にしておくと木のカットが続いたときにバッテリーが切れて、作業急いでるのに充電待ちだったりします。節約してお店作ってるので予備のバッテリーまで買う余裕ないですもんね。

なので、とりあえず

電ドリ

電ノコ

曲尺(かねじゃく)って呼ばれる金属でできた直角に曲がっている定規。これで直角かどうか見れるのでかなり使います。

アマゾン 曲尺 (参考までに)

メジャー

手ノコ(わざわざ電ノコ使うまでもないところに使う。)

・カッター(大き目)

・サンドペーパー(粗いものから中くらいまで)

・できれば作業台 電ノコでカットするときに便利です。なかったらなかったで大丈夫。

見にくいですが下の画像の左下に写ってるのが作業台です。

最初に用意するのはこんなもんです。

下の画像で自分で作ったのは、

白い棚。2×4の木材と板で作りました。その後白いペンキで塗りました。最初に色を塗ってから組み立てるより完成してから塗ったほうがいいです。DIYすると必要なスペースにぴったり合わせて作ることができるので無駄がないです。

・棚の奥の金属製ハンガーラック。建築現場の足場に使う鉄柱と留め具でラックを作りました。これを売っているホームセンターならだいたいカットしてくれるので、最初にサイズを決めてから買うのがポイントです。

試着室 かなり見えにくいんですがハンガーラックの奥の上の方に曲がったカーテンレールを付けてあります。両端はビス留め、真ん中は天井からワイヤーで吊って補強してあります。そこにデニム地のカーテンをつけて使用していました。女性のお客さんからは狭いと不評だったので、もうすこし大き目のスペースにしたらよかったと思いました。

トイレのドア 画像では見えていませんが、試着室の奥にあるトイレのドアは木で枠を作って薄いべニアを貼って作り変えました。

作っている当初は、将来こんな形で作った什器などを人に紹介する日がやってくるなんて想像もしてなかったので笑、画像がほとんどありません。分かりにくくてすいません、、、。

この様に店内の大きな什器を5つほど作りました。かかったコストは3万円行かなかったと思います。木材を安く手に入れる方法があれば更に安く仕上げられると思います。

例えば、中古の木のパレットを買ったり、いらなさそうなのを交渉してもらってきたり、海や川の河口に行って流木を拾ってきたり、木材屋さんに行って破材を安く分けてもらったり、できればホームセンターを使うよりかなり安く材料を集めることができます。

ジモティーなどで木材を無料や安値でゆずってもらうのもおススメです♪

この様にDIYを始めると、アイデア次第でいろんなものも作れるし、アイデアを出してコストを下げることもできます。

実はこの2店舗目の内装と什器を作る時に、手伝ってくれた人がいました。1店舗目の店から通ってくれていた高校生が大学生となって2店舗目の街に住むようになっていたのです。大学から近いということもあり、暇なときはボクの作業の邪魔(笑)をしにくるので、昼ごはん食べ放題(だいたいラーメン屋でしたが)という条件で手伝ってもらうことにしました。

1人よりも2人のほうがいろんなアイディアが出て作業がどんどん効率よくなります。激安に什器を作る秘訣は「DIY」「アイデア」ですね。

 

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知ってた?お金を掛けなくても、お洒落な古着屋を作るのは簡単なの!


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今回は、お金をかけずに倉庫状態(スケルトン)のテナント物件をお洒落なSHOPにする方法をレクチャーしたいと思います。

DIYは気軽だと知る!

ボクは2回お店を作った経験があります。初めはこっちの希望を言って、設計から施工まですべて工務店におまかせしました。30坪ほどの物件を前後、販売セクションとストックルームに分けて前の15坪ほどに木で床を作って、壁は木とボードの半々、試着室がボードで1室、それとストックルームと店内を分ける壁を木で作りました。

これに動力で動く大型の業務用エアコンをつけて、天井はコンクリート打ちっぱなしのところにレールを引いてどこにでもライトが付けられるようにしました。それの請求額は優に300万円を超えました。

当時まったくの初心者で店づくりのノウハウもまったくなく、全て業者に委託することしか知らなかったボクは借りたお金の大部分をこの店づくりに使ってしまいました、、、

まったくの無知だったので、大工仕事というものが特別に敷居が高いと信じていたのと、両親が食堂を経営していて、飲食店を1つ作るのに必要だと聞いた金額より一桁以上安かったので、ちょっと厳しかったんですが、仕方ないと思っていました。

しかし、数年が経って、後ろのストックスペースまで店舗スペースを広げると小さな家具や雑貨のコーナーも作れて、さらに面白い店になる、と思って前後を仕切っている壁を撤去することにしました。

その時も壁を撤去するなんて素人が触れるようなもんじゃないと思っていたので、業者さんにお願いしました。その時点では工務店にお願いすると無駄なお金を上乗せされて高い、と知っていたので、知り合いの大工さんにお願いしました。

大工さんは日当で15,000円で請け負ってくれましたが、そんなに大きな壁じゃないので一人で来ると思っていたら、もう一人別の大工さんを連れてきたので、コストは3万円になりました、、、。

こちらがきちんと説明していなかったのと、いつも実家がお世話になっているし、かなり遠いところからわざわざ来てくれたというのもあって2人分支払うことにしました。

そこでボクは見たのです!ハンマーで穴を開けて、バールでポリポリと化粧板を外したら数分で骨組みだけになり、骨組みも縦の長い柱に横に木を這わして補強しているだけだったことを!

なんとシンプル!そして大工さんたちは1時間ほどで解体と掃除を済ませて帰っていきました。ボクが壁を取るかどうか考えて、自分でできるかどうか悩んでた数週間は何だったのか、、、。笑

大工さんが壁を壊してくれたおかげで、壁ってなんて簡単な仕組みでできているんだろうと気づきました。失敗したらどうしようもないというような代物ではありません。多少の失敗は後から貼ったりくっつけたりすることでどうにかなそうだと気づきました!

しかも自分でやれば経費ゼロです!最悪の最悪、どうしようもなくなってしまったら、大工さんを呼びましょう。最初から建物を作るのは大変ですが(ボクの知り合いには本職じゃないのに自分で家を建てた人がいます)、建物の中の部屋の内装を変えるぐらいはまったく大したことないです。

基礎の部分や建物の柱などにさわらなければ安全にけっこうやりたいようにできるし、失敗しても素人の仕事ならすぐ外してもう一度チャレンジできます。自分で作って仕組みが分かっていると、補修もカスタムも余裕です。

まずは電ドリと電ノコを!

仕組みがどうなっているか分からないと、ちょっと壊して中を確認することもできませんからね。その後すぐに電動ドリル(電ドリ)を買いました。どんなの買ったらいいのか分からなかったので、ネットで調べているとコンクリートに穴をあけることができる振動ドリルというものがある、と知ってそれを買いました。

それがあるとコンクリートの壁に棚を直付けすることができますしね。振動させなければふつうのドリルとしても使えます。

その後の店の改装やハンガーラックなどの什器を作る際にも重宝していましたが、木材はホームセンターで切ってもらうか、ノコギリで切っていました。ノコギリは時間と手間がかかるし、ホームセンターで切ってもらうのは、店に帰ってからサイズを変えたくなった時に不便です。

なので、2店舗目を作るタイミングで電気ノコギリ(電ノコ)を買いました。電ドリがコードで繋がっていてたまに不便を感じたので、電ドリはコードレスにしました。後から考えると、逆がよかったかもしれません。

↑ボクの買った電ドリと電ノコです。(参考までに)

電ドリはバッテリーなので切る作業が多いとバッテリー切れして充電の時間が必要になります。バッテリーを複数個買っておけば問題は解決するんでしょうが、融資を受けて店をオープンしようというボクにそんな余裕はありません。

しかも電ドリは色んな場所のビスを絞める必要があるのでコードで繋がってないほうが便利ですが、電ノコを使う際、木材の方を持ってきて決まった作業スペースで切ることが多いので、コードで繋がっていても何も問題ありません、、、。

そういえば、プロの大工さんも電ドリはワイヤレスやけど、電ノコはワイヤー繋がってますよね、、、。このボクの経験から、まずはワイヤレスの電ドリとワイヤー付きの電ノコを買うことをおススメします。もう一つ買うならワイヤレスのインパクトドライバーでしょう。

電ドリとインパクトドライバーは普通にビスを閉めたり抜いたりするには問題なく使えます。でも電ドリはクラッチがついていてパワーを設定することができるので、細かい作業や細いネジも頭をつぶしたりすることなく使うことができます。

インパクトドライバーはパワーが強い上に振動するので、長いビスを深く打ち込んだりするのに適しています。パワーが必要な時に力を発揮します。電ドリは電動ドリルというぐらいなので、ドリルとして安定した穴を開けるのに適しています。

amazon 電動ドリル

amazon 電動ノコギリ

一からの店舗づくり

その後、初めの店は閉店します。初めの店は若気の至りもあって、何と家から片道1時間50分のところに通っていたんですが笑、息子が産まれたこともあり、その距離がだいぶ不便になってきたのでしぶしぶ閉めることにしました。その後ネットショップで1年過ごし、家から車で15分のところにいいテナント物件が見つかったので、そこで新たにSHOPづくりが始まりました。

当時はこんな事を文章にまとめてネットで配信するだろうとは思いもよらなかったので笑、画像はあまり残っておりません、、、。しかも、ガラケーでの撮影なので粗いです笑。が、下の画像をご覧ください。

ここはSHOPの奥の外と繋がるドアがある部分です。スケルトン物件といって前使っていたお店の名残は一切なく、コンクリート打ちっぱなしに近い状態の物件だってので、ほとんど1から店舗づくりをはじめました。

・壁に板を貼る

壁に縦に走る銀色の柱?みたいなのは前のオーナーがこの上に壁のボードを張っていたもので、契約時に撤去されそうだったのを残しておいてもらったものです。これを残しておいたおかげで横方向に木材を這わすだけでそれを土台に板を貼っていくことができます。

この板はホームセンターで一本900円ぐらいでした。同じ長さに切って細い釘で打ち付けました。ビスにすると見栄えがイマイチなので真鍮の飾り釘みたいなのを買ってトントン打ちました。画像が粗すぎて見えないと思いますが、、、。なんかテンション上がって一本だけ意図的に色を変えてみたりしたんですけど、後から考えると別にどっちでもよかった気がします、、、。笑

板を貼り付けるのが進んだ状態です。ステンレスのドアはお洒落じゃなかったので、真っ赤にしました♪直接赤いペンキで塗ってやろうと思ったんですが、大家さんが反対してきたので薄い鉄板を赤く塗り、それをドア型にハサミで切って、両面テープで貼りつけました。それが原因でもうひと悶着あったことはまた別のブログで♪

・床に板を貼る

店をopenした後の同じ場所の画像です。床も木を貼りました。ウッド調の店内を目指していたので、いい感じにできたと思っています。床はコンクリートだったので電ドリで穴を開けて、ビスで板を固定しました。本当はまず木枠をコンクリートの上に作ってそれに板を張り付けるのが正解だと思います。

だって直付けだったら濡らしてしまった場合に、密着しているので水が蒸発せずに木が腐ってしまいますからね。でも木が悪くなってきても、その部分だけビスを抜いて板を変えれば済むので簡単な方法で床を貼りました。

この後、8年間この床の上で過ごしました。水をこぼしたこともあれば、台風で雨漏りしたこともあります。ストーブに灯油をいれようとしてこぼしてしまったことも3回ほどあります。が、店舗から撤退するときに、板をめくってみましたが、まったく何の問題もなかったです。

・コンパネを便利に使う

片側の壁はコンクリートむき出しにしました。もう片側はコンパネ(910×1820mm)を数枚使いました。畳と同じ大きさで1枚980円ぐらいだったと思います。なるべく木目が面白いのを選んで、壁に打ち付けたあとにステインという塗料をぬりました。

ステインはペンキよりもだいぶ透明感のある塗料で、コンパネの木目や記号のようなステンシルも見せながら色を変えることができるのでおススメです。しかもコンパネ1枚(1000円弱)で畳1枚分の壁の面積を埋めることができます。お得です。

・カーペットを貼るという選択

あと床の半分はカーペットを貼りました。木の床だけだったら面白みがないと思って半分木の床、半分真っ赤な絨カーペットにしました。カーペットは9坪分でたしか15,000円強だったと思います。大きいホームセンターなら店の見取り図を描いて採寸したのを持っていくとその通りにカーペットをカットしてくれるところがあります。ボクもそのサービスを使いました。

カーペットもコンクリートの床に直で貼りました。カーペット用の接着剤が意外と高くて12,000円ぐらいしたと思います。

またハンガーラックなどのお話もしますが、床、壁を総額で8万円ぐらいで作りました。工務店とかにお願いしたら多分10倍以上は取られていたと思います。あまり今までDIY的なことをしたことがなかったんですけど、やってみると意外と楽しかったですよ♪

よくよくみたら隙間があいていたり壁の板の長さが若干合っていなかったりもしますが、基本的にお客さんに指摘されたこともないし、壁がお客さんに向かって落ちてきたというようなこともありませんでした。

ボクは「Old American」なコンセプトでその雰囲気を出すためにウッド調にしたので、このぐらいのコストがかかりましたが、壁もペンキで塗るだけでもかなり雰囲気を出すことができます。カーペットもリーズナブルなのに安っぽくないのもけっこうありますし、お金をほとんど使わなくてもかっこいいお店は作れます!

もし興味をもってDIY店舗を実践する時に分からないことなどご連絡いただけたら、ボクなりの経験やアイディアを教えることができると思います。

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古着屋開業で知らないと損するテナント(店舗)契約時の注意点!


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古着屋開業時のテナント契約時の注意点

今回のレクチャーはテナント契約時の注意点についてお話します!

「テナント」とは英語で賃貸物件を借りる人、日本語で言うと「店子」という意味です。だからよく「テナント募集!」みたいに書いてありますよね。でも「テナントを借りる。」みたいにも使います。

現在では賃貸物件の方を「テナント」という意味で使用することが多くなっています。この講座では賃貸物件の意味で「テナント」を使用しています。

ボク自身、3回のテナント契約経験があります。そのときに学んだ注意点も織り交ぜてテナント物件契約時に気をつけなければならないことについてお話したいと思います。

あなたがいいなと思っているテナント物件があるとします。普通「テナント募集」という看板が付けられていると、そこの書かれている不動産仲介業者に連絡して家賃や間取りを聞いたり実際に中を見せてもらったりするのが普通です。

でも、あまり知られていないのが、「テナント募集」の看板が付いていなくても、気になる空き店舗だったり空き倉庫だったりを見つけた時は、近くの不動産仲介業者に連絡して、家主と交渉してもらうことができます。なので、雑誌に載っている物件や看板がある物件だけがあなたが借りられる物件ではないと覚えておいてください。

・スケルトンと居抜き

貸し店舗には大きく分けて「スケルトン」「居抜き」があります。

「スケルトン」はほとんど倉庫のような物件で、コンクリート打ちっぱなしのところが多いです。「居抜き」は前の業種の備品や照明などがそのまま残った物件です。似た業種ならほとんど改装なしでそのまま開業することもできます。

下の画像はボクが移転オープンするときに借りた「スケルトン物件」です。シャッター開けたらすぐ店内という感じだったので、大工さんに入り口を作ってもらい始めています。奥の方に見えるのは前に壁を取り付けていた枠組みなんですが、使えそうなので廃棄せず残してもらいました。

 

 

この様に気に入った物件を見つけて中を見せてもらったときに、使えそうなものといらないもののチェックをしましょう。使えそうなものは残しといてもらって、必要のないものは処分してもらいます。

ボクの場合は天井が事務所のような白地に無数の黒いミミズみたいな穴が開いてる笑(多分防音のため?)よくある天井に普通の蛍光灯が付いてる状態だったんですが、契約の前に電気の線と枠組みだけ残して撤去してもらいました。これでかなり天井が高くなって店内が広く感じます。

ここで注意することは、契約前にある程度あなたが望む形になるように、大家さん側にお願いして撤去したりクリーニングしたりしてもらうことです。契約後に言うと自費になる可能性もあるし、大家さんとのトラブルにもなりかねません。

契約書はよく読んで、意味の分からないところは不動産仲介業者に尋ねましょう。よく読まないと、契約を大家さんの都合でいつでも打ち切ることができると書いてあったり、出ていくときの「原状復帰」のことがあなた不利になっていたりすることもあります。

・定期建物賃貸借契約書

契約書には「普通建物賃貸借契約書」と「定期建物賃貸借契約書」があります。「普通、、、」の場合は契約者が賃貸契約の更新を希望する限りずっと契約は継続されます。しかし「定期、、、」は原則として契約期間が満了した時に契約は終了します。

契約書には「原状復帰」についても書いてあります。あなたが物件を出ていくときには「あなたが借りた時の状態に戻して」出て行ってください。というものです。ボクの場合は、初めの店でテナント物件を借りていた時は、後先のことは何も考えてなかったので笑、天井を走るパイプを全て真っ赤に塗ったり、分厚いコンクリートの壁に穴を開けたりけっこうやりたい放題してましたが、家主のおばあさんとかなり良好な関係にあったので、何となくの「原状復帰」だけでオッケーをもらいました。

しかし、次の店舗では家主さんは頑固一徹で人の意見を聞かない感じの人で、ボクがテナントを借りる際に「完全なスケルトン」にするので、今あるトイレを潰して本当に何もない状態にしてから貸す!と言って聞きませんでした。

トイレを潰されると新しいトイレを作るのに何十万もかかってしまいます。トイレが無いわけにはいかないので、、。ボクは大家さんに掛け合ってトイレを潰さないように頼みましたが、なぜか話は通じず、取り壊す日程も決まったので、もう一度管轄の不動産屋さんに行って、出ていくときに自費でトイレを潰してきれいに片づける旨を書いた書面を作って、一緒に大家さんを説得してもらいました。

人によると思うのですが、大家さんの人柄というのはすごく重要になってきます。あまり馬が合わない人が大家さんでもできるだけにこやかに対応した方が無難です。しかしこっちの要求はちゃんと伝えなくてはなりません。

大家さんの中には、長い間家賃収入がメインの収入で過ごしてきているので、社会経験が浅く、こっちがお金を払って借りているという事を忘れて「貸してやっている」というような態度で来る方もいます。あと高齢で、こちらの言っている事を理解してくれなかったり、年の若い借り主であるこちらを子ども扱いする方もいます。

ボクの2店舗目の場合は、内装にも口を挟んできました。上の画像にステンレスのドアが見えると思います。あれは何だかイメージとは違うので、色塗っていいかどうか尋ねたところ、即答で「ダメ!」と言われました。

テナントの契約を終える時にペンキは綺麗に剥がすから、とお願いしましたが、ダメでした。しかし、どうしてもステンレスのままにしたくなかったので、薄い鉄板を買ってきてそれを扉の形にカットして、鉄板に色を塗ってその鉄板を(いつでも剥がせるように)扉に両面テープで貼るという手法をとりました。

その作業中に大家さんが入ってきて何をしているのか尋ねるので、「扉自体に色が塗れないので、色を塗った鉄板を両面テープで貼ることにしました。」と答え、さっき貼り終えたばかりの鉄板を一部剥がして、いつでも剥がせるということを見せたのですが、ご高齢で少し耳が遠いせいか、理解されずご立腹の様子で帰っていかれました。

その夜家に大家さんから電話がかかってきて、「扉にあんなことをされたら困る!」と、「元に戻しておいてくれ!」、と言われました。

ボクは一応剥がして、店がオープンして大家さんが挨拶に来てくれたに鉄板を貼り戻しました笑。

ボクのやったことがいいとは言いませんが、物件を出ていく時はきちんと鉄板を剥がして、テープ跡も見えなくなるまできれいにふき取りをしておきましたよ。

先述のトイレは退去するギリギリまで取り壊す算段をしていたのですが、長い間借りていたので、その間に高齢だった大家さんは亡くなってしまい、跡を継いだ大家さんの奥さんはトイレは残しておいてほしいと言ってくれたので、トイレは結局取り壊すことなく物件を後にしました。

・工務店に頼んではダメ!

契約書をよく見ると、「指定する工事業者に依頼する」と書いてあることがあります。この場合不動産仲介業者のお抱え業者か大家さんの知り合いの業者などを使うことになるのですが、不動産仲介業者も大家さんもその場合は仲介料を取るので、コストは割高になります。

これも、絶対にその業者を使わないといけないということはありません。知り合いの大工さんにお願いしたい、と交渉すれば大体の場合オッケーしてくれると思います。もし知り合いの大工さんがいない場合でも、電話帳やネットで検索して「工務店」を通さずに直接大工さんにお願いした方が半分以下の値段でできることがほとんどです。

この上の画像は大工さんに入り口を付けてもらった時のものです。この後茶色いステインで渋い感じに変えてしまうのですが、この入り口、不動産仲介業者の薦める工務店で見積もりを取ってみたらなんと「80万円」を超えました!

でも同じ図面を個人の大工さんに見せたところ20万~30万円ぐらいという見積もりだったので、何とか20万円で仕上げてほしいとお願いして最終的に「20万円プラス消費税」で請け負ってもらいました。

これでも分かるように、工務店や不動産仲介業者が紹介するところは見積もりだけは取ってもいいですが、依頼しないのが得策です。見積もりを取ったからお願いしなくてはならないわけではありませんしね。見積もり後に営業の人が来たら、「知り合いの大工さんがやってくれることになったんで、今回はすいません!」と謝っておきましょう。

・使える電気量をチェック

契約に際して重要なのはトイレや電気、電話線などのインフラです。いくら立地と広さや形が理想的でもトイレがなければ、トイレ設置にものすごい費用がかかってきます。もともとトイレがあって配管は来ているのと、まったく何もない状態にトイレを作るのでも全然費用が違ってきます。

電気もブレーカーをチェックしてどのぐらいの電力まで使えるかチェックしましょう。使える電力を知っていないと、例えば、エアコンをかけながらアイロンの電源を入れたらブレーカーが落ちる、みたいなことが起こります。使用する予定のものよりも電力が足りてない場合はブレーカーを増設することができるので、電気屋さんにご相談ください。この場合も工務店には頼まないように!

電力にも「電力」「動力」というのがあって、「電力」は一般家庭用、「動力」は工業用だったりします。動力が通っているとかなりの電力を使うことができるので大型のエアコンなども設置できますが、基本料金だけで優に1万円を超えるのでおススメできません。

敷金、礼金

物件を借りるときによく「敷金(保証金)・礼金」と書かれていますよね。「敷金(保証金)」とは借主が出ていったあとに、家主が「原状復帰」させるのに必要なときに使うお金で、きちんと借りた時のように「原状復帰」させておけば返ってくるお金です。

「礼金」というのは、物件を貸してくれる大家さんにお礼として払うお金です。あんまり釈然としませんが笑、このお金は返ってきません。

敷金礼金も最初の経費と考えるとかなり高額でしんどい出費ですよね。でもこれも大家や不動産屋と交渉して値引きしてもらえます。絶対にとは約束できませんが、すべての取引で向こうから値段を下げてくるなんてことはまずないので、すべての交渉で値段が下がる余地はあるかどうか聞いてみましょう。

最初は値切るのに抵抗があるかもしれませんが、一言聞いてみるだけで数万円やすくなることもあるんですよ。これから海外仕入れに行くと呼吸をするぐらい頻繁に値段交渉しなければならないので初めから慣れていきましょう。もちろん、家賃の交渉も当然行ってください。敷金礼金は一時のことですが、家賃で5,000円/月安くしてもらえたとしたら、年間6万円、10年店が続いたら60万円の値引きってことですから。

・「設備」と「残置」

細かいところですが、気を付けといたほうがいいものは「設備」「残置」と書かれているものに対してです。「設備」とは物件とともにセットで借りているイメージでエアコンが最初から「設備」としてついていれば、大家さんの所有物なので、何か問題があったときに大家さんに頼んで直してもらうべきものです。当然修理費は大家さんが支払います。

「残置」とは前の借主さんが置いて行ったもので、よかったら使ってください、というものです。所有権は大家さんにはなく、壊れたりしても自分で直さなければなりません。なので、契約を結ぶ際に備品がついていたら「設備」「残置」のどちらなのかをチェックしておく必要があります。

この様にテナント物件を契約する際に気を付けることはたくさんあります。雨漏りなど雨が降ってないと分からないことも出てきますが、どこまで不動産仲介業者と家主さんがカバーしてくれるのか、という話をきちんとしておきましょう。

「店舗保険」というのがあって、会社によって細かいところは異なりますが、看板が落ちて人に当たったり、盗難被害にあったり、入り口の窓が割れたり、といろんな店舗経営の不安を割と少額で保証してくれる保険があるので入っておくことをおススメします。

できるだけ経費をかけずにお店を仕上げる方法はその道の従事者に直接電話する、ということです。斡旋してくれる工務店などの場所の斡旋料はびっくりするぐらい高い、ということを肝に銘じといてください。これからも店舗経営に有益な情報をお伝えしますのでお楽しみに~♪

 

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知ってました?意外と簡単、お店のファンをザクザク増やす方法!


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今回は、輸入ビジネスでお店のファンがザクザク増える方法についてお話したいとおもいます!

お店のファンを作る

あなたには足繁く通うお気に入りのお店がありますか?

ボクにはあります。そこの何が気に入って通っているのかというと、

豊富な商品?

おしゃれな雰囲気?

サービス?

、、、違います。いや、違うことはないんですけど、それらが一番の理由ではないです。

一番の理由はそこのオーナーの「人柄」です。もはやお客とお店という関係以上になっているとボクは思っています。ボクの事を理解してくれて、好みも知ってる。だからボクの好きそうなモノが入荷するとまずボクに声を掛けてくれる。

ボクのSNSもチェックしてくれていて、来店するとすぐに「あの後どうなったん??」みたいに自分のことのように興味をもってくれる。ボクより年上で尊敬?まではいかんけど(笑)、ちょっと憧れている兄貴のような存在です。

これがボクがいつも通うお店の特徴です。

これとは別の理由で良くいくお店があります。近所のうどん屋さんです。

よく行くのでボクの顔は知ってると思いますが、特に親しいわけでもありません。何年も通っているけどオーナーのおじさんの情報も「いつもニコニコしている」ぐらいのことしか知りません。雰囲気は少し「やさぐれた」感じです。少し床がべたべたして、10数年前の色あせたポスターがずっと貼ってあるようなお店です。

ボクがそこを好きな理由は、まずうどんが美味しい、というところと、劇的に安い!というところ、家から車で5分の場所にあるというところです。失礼かもしれませんが、いつも人が少ないというところとやさぐれた感じも気に入っています。

そこは巨大なゲソの天ぷら(170円)が売り、なんですが、揚げるおばさんによって揚げすぎていたり、べちゃっとなっているときもあります。基本的にはいい感じで揚がってるときの方が多いんですけどね。でもうどんと出しはブレがなくいついっても同じ美味しいクオリティで出てきます。

オープンキッチンで厨房もよく見えるので、天ぷら場に立っているおばちゃんがどのおばちゃなのかをチェックした後に現物を見てゲソの天ぷらを注文するかどうか決めます。この違いが分かっているところがボクがこのうどん屋さんに来る理由かもしれません。

実はここよりも少し近い場所に2か所別のうどん屋さんがあります。ひいきのうどん屋さんが休みのときにたまに利用しますが、1つはチェーン店のようなところで、愛想もよく、味も美味しくて店内も清潔なんですが、なぜか1番ひいきのうどん屋さんにはなりません。

もう1つは超繁盛店でいつも人が並んでいるので、美味しいんだけどあんまり行きません。ボクの好みよりすこしうどんが細いというところも原因なのかもしれません。

このようにいつも通うお店には理由があります。またなぜかいつも通わないお店にも理由があります。人の好みは様々なので、あなたのお店を全てのお客さんに合わせていくのは無理です。では人が集まってきてどんどんとファンになってくれるお店とはどんなお店なのか考えていきましょう。

あなたがお店のファンを増やす10の条件を挙げてみました♪

・個性がある

現代は情報にあふれ、イメージ先行型社会であるといえます。繁盛店ができてメディアで取りざたされると一気にあちこちでよく似た店が増えます。別の繁盛店ができてまたメディアに出るとまた同じような店がたくさんできます。

そういう店づくりをしていると、時代の流れに乗っているので最初はチヤホヤされるかもしれませんが、しばらくするとどこにでもありそうなお洒落な店の一つにしかなれませんよね。お客さんの目線で店づくりをするのとお客さんに合わせて店づくりするのは全く違います。

まずはあなたのやりたいスタイルを貫く勇気が必要です。あなたのスタイルの中でお客さんが楽しめる店づくりをしていけばいいのです。時代やお客さんの意見で店の方向性を変えてはいけません。あなたのスタイルを理解してもらうつもりでお客さんと接しましょう。分かってくれた人はリピーターになりやがて常連になっていきます。

お店の「個性」というのは、常連さんにとっても嬉しいことです。輸入ビジネスでお店を持つということは、一般の商品に比べてかなり個性的な商品を扱うこととなります。もちろん商品だけでも十分に魅力的ですが、あなたのスタイルを見せることでお店がさらにワクワクする場所に変わります。

お客さんの「特別な場所」に行っているという気持ちを満足させてあげやすい業種でもあります。あなたのスタイル、個性を自由に開放した店づくりを真剣に考えてみましょう。

・お客さん目線で考えているが、スタイルがある

先ほどの話と少しかぶりますが、お客さん目線でモノを考える、というのは繁盛店にとって絶対に必要なことです。しかし、売り上げが芳しくなくなってくると、例えば、お客さんの意見を聞いて店の方向を決めたら喜ばれて売り上げも上がるんじゃないか、みたいに思いがちです。

これは一見前向きに考えているようにも捉えられますが、ショップ経営では完全に「逃げ腰」です。あなたのお店であなたのスタイルでお客さんに喜んでもらわなければ意味がありません。

ボク自身、お客さんにアドバイスされて何かを仕入れたり、お客さんに言われて何かを変えたりしたこともあります。むしろ、右も左も分かってなかった初期の段階で、売り上げも少ないし、自分のやってることに自信もない状態の時に、親切心でお客さんがアドバイスしてくれることがあります。

しかし、お客さんはプロじゃありません。なので、自分が通うのに便利な条件をさもみんなが欲しているように言ったり、聞きかじった他の店の店主の言葉などを持ち出してきては親身になってアドバイスをくれます。ボクもやっとリピーターになってくれた人たちの助言は聞かないといけないと思ってできる範囲で助言の通りにやってみたりもしました。

しかし、そういった言葉には「愛情」はあるかもしれませんが、「責任」は伴ってないのです。ビジネスにおいて責任の伴っていない助言は助言ではありません。それに気づいてからは、常連さんの店の経営や方針に対する無邪気なアドバイスはこっちも「そんなんできたらいいっすね~♪」ぐらいのノリで返すようになりました。

イケてるショップはスタイルをお客さんに提案するものであって、決して提案されたものを鵜呑みにしてはならないのです。お客さんの助言を鵜呑みにし始めると店の「らしさ」が薄くなって、結局どこにでもあるそこそこの店になってしまいます。

・お客さんに興味を持っているのが分かる

大事なお客さんはあなたのビジネスのサポーターです。お客さんがいるからあなたがお店に立っていられるのです。お客さんが何に興味を持ち、どんな仕事をして、どんな家族構成なのか、どんなスタイルが好きなのか、、、と会話の中で得た知識はちゃんと覚えておきましょう。

お客さんがSNSをしているのなら、フォローしてその情報も覚えておきましょう。誕生日がいつなのか、お子さんが生まれたとか、友人が結婚したとか、いろいろな情報が入ってきます。

人は誰かに興味を持たれていると嬉しくなりますよね。それが、お気に入りのお店のオーナーだったりしたらすごく素敵です。もちろん、その得た情報によって、キッズの商品を提案したり、贈り物に適した商品を提案したり、喜ばせ方はいろいろあります。

・お客さんの事を知っている

もちろんお誕生日にはメールしたり、買い付けでそのお客さんの好みでサイズが合いそうなのが入ったら一番に連絡します。衣料品を扱うなら上得意さんのサイズと好み、どんな洋服を持っているか、を頭に入れておきましょう。そうすればお客さんはどんどんあなたのファンになっていきます。

・感謝の気持ちをお客さんにきちんと伝えている

何年も常連でいてくれるともう友達というか、人によっては家族に近い存在になってきます。週末は店に寄ってくれて当たり前、商品入荷の際は買ってくれて当たり前、というのがずっと続くと「ありがたい」という気持ちは薄くなってしまいます。

でも上得意さんはあなたのビジネスを最も支えてくれている存在である、ということを絶対に忘れてはいけません。もちろん感謝の気持ちは伝えないといけませんが、あなたが選んできた商品を気に入って買ってくれたことを、どれだけあなたが嬉しいのかを態度で示しましょう。

・お客さんを喜ばす努力をしている

感謝の気持ちを見せたり、特別に特定のお客さんの好みの商品を仕入れてきたりすることで、お客さんに喜んでもらうことができます。しかし、お店とお客さんという関係であれ、お客さんはできるだけあなたと仲良くしたい、力になりたい、と思ってくれているものです。

人は自分が頼りにされると自分の存在意義を感じて幸せな気持ちになります。常連さんになった人に対しては、感謝の気持ちを伝えるのは忘れてはいけませんが、ちょっとした用事を頼んでみましょう。例えば、店を閉める手伝いをしてもらったり、重いモノを一緒に運んでもらったりです。

最初は申し訳なくてなかなか頼めないかもしれませんが、頼んであげた方が喜んでくれる人が多いです。この店の一員まではいかないけど、友人のように思っているんだと感じてもらうことができます。

・経営者本人が一番楽しんでいる

これが、一番大事ですあなたが楽しんでいると周りも楽しくなります。あなたが好きな仕事を楽しんでやっているのを見て勇気づけられたり、希望を持ったりしてくれる人が大勢います。楽しいことはお客さんとシェアして大笑いしましょう。

しかし、店にとってマイナスのイメージが沸くことを決してお客さんに見せてはいけません。もし経営上で困っていることがあっても、同業者に相談するのはいいですが、いくら数年知っている常連さんだったとしても、経営上の悩みなどを打ち明けてはいけません。

「仲良くなる」のと「なあなあな関係」になるのはまったく違います。精神的に辛い瞬間でも可能な限りお客さんを喜ばせる努力をしましょう。「店長、悩みとかないでしょ?」と言われたらこっちのもんです。ボク自身はよくお客さんに「ウチは夢を売る商売ですから♪」と冗談ぽく言って、ツッコミを受けていましたが、それは本気で思っていたことです。

海外から古着や雑貨を輸入して、それでお客さんを楽しませるのがボクの仕事だと思っているので、モノのやりとりだけならやる意味がありません。人の人生に関わることができる最高の仕事だと思っています。

・取り扱っている商品に深い知識と熱い思い入れがある

古い品物を扱うお店にとって、ある程度「知識」は必要です。しかし、ボクは知識がないとこのビジネスに携われないとは一切考えていません。知識は買い付けの時にまがい物を見分けたり、価値が高いものが安く売っているのを見つけるのには役に立ちます。

知識がないというのを、コンプレックスに感じている若い古着屋さんを見かけることがありますが、好きなものを仕入れていかにその商品のデザインが素敵か、と説明出来たら、あとのうんちくはいりません。お客さんでマニアな人が来てボクもよく教わっていました。教わることでマニアな人を嬉しい気持ちにすることができます。

「知識」より「思い入れ」の方が断然大事なので、知識がないけどビンテージやアンティークの世界に入りたい人は遠慮なくどんどん入りましょう♪

でも店に並べた後はできるだけ詳しく商品のことを調べましょう。自分の店にある商品のことだけでもしっかり知識があれば十分です。

・行くたびに新しい情報をもらえる

いつも話題を探して生きていましょう。新聞やテレビの話題だけではあなたのお店に来て話をする意味がないので、あなたが買い付けで苦労した話や変わったモノを食べた話、変わった人を見た話、などネタを常に探して話す練習をしていれば、お客さんとの楽しい時間を過ごすことができます。

ボクは最初の店に通っているときのことです。当時かなり古い車に乗っていたこともあって、山道を走行中に突然車のブレーキが利かなくなって、前の車をよけるために山に突っ込んで車ごと宙を舞って屋根から地面に落ちたことがあるんですが笑、その話なんか多分200回以上話してます。

お客さんはそんなあなたの情報を聞くのが嬉しいんですよ。

・聞き上手である

聞き上手でないなら、努力してでも聞き上手になりましょう。話を聞いてもらうことはすごく嬉しいものです。こんな言い方をするのは申し訳ないんですが、リアクションはちょっと大きめがいいです。とくに笑う場面と驚く場面。リアクションを大きくするだけで、色んな人との距離が縮まります。

これもお客さんを喜ばせる方法のひとつなので、話すのが苦手だったらせめて聞き上手を目指してください。わざとらしくない大きなリアクションを取る時の秘密は、話をしている相手に興味を持つことです。人というのはどんな人でも面白い、人間くさい部分を持っています。そこに気付いてどんどんと質問をぶつけてみましょう。人は自分に興味がある人が大好きですから。

この様に、好かれるお店は基本的にあなた自身が重要になってきます。商品ももちろんすごく大事ですが、あなた自身がお客さんに喜んでもらおうという気持ちが一番大事です。

 

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古着屋さんも資金調達は超重要です!日本政策金融公庫利用の仕方!


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前回のブログで資金調達の種類についてお話しました。今回はその中の「日本政策金融公庫」で融資を受ける手順についてレクチャーしたいと思います。

銀行や信用金庫なども基本的には同じような手順を踏むので、流れを押さえておけば、気をつけるべきところが理解できます。

・まずは「事業資金相談ダイヤル」に電話して申し込み手続きの手順や必要書類などを確認しておきましょう。

「創業計画書」の提示を求められるので、創業計画書をダウンロードして記入します。この際に、めんどくさいかもしれませんが、空きスペースなくきっちり字で埋めるようにしてください。

「オレの起業に対する意気込みを喰らえ!」ぐらいの気持ちで書きましょう!「事業の見通し」の欄の売り上げ等の数字は大きすぎず、ちょっと多めぐらいで記入します。このぐらいは売り上げを上げる!という気持ちを表します。ちょっと多めというのは、あなたが予想する一日の売り上げよりもちょっと多いという意味です。

損益分岐点

まず計算の基本になるのは「損益分岐点」の計算です。損益分岐点とは読んで字のごとく、「損」「利益」の分岐となる「売り上げ」の点です。

まず、固定費(毎月売り上げ高にかかわらず出て行く費用のこと)を計算します。例えば、家賃、光熱費、あなたの人件費、電話・インターネット接続代(通信費)、駐車場料金などです。

そして変動費(売り上げに応じて変動する費用)を計算します。原価や仕入れ費などです。ざっくり言うと、古着やアンティーク雑貨などの直接輸入品の原価は30%前後です。海外で買い付けた商品のだいたい3倍から4倍以上の値段を付けます。

これだけ見ると暴利をむさぼっているように思えますが、これは海外の現地で買い付けた時の価格に対して3倍以上ということで、買い付けに行く時にかかる、飛行機のチケット代、レンタカー代、ガソリン代、宿泊代、発送費用、関税などはふくまれません。

買い付けの経費も変動費になります。渡航先がアメリカのカリフォルニアであれば、ざっくりとですが、

チケット代(往復) 8~13万円

レンタカー代 車種にもよりますが保険(インシュアランス )も含め、一日5,000円~8,000円かける日数

宿泊費 大体モーテルと呼ばれる車で行って素泊まりするタイプのホテルに泊まります。一泊4,000円~10,000円かける日数

商品代 お店の規模によりますが 100万円~200万円ぐらいでしょう

送料と関税 シッピングカンパニー(輸入業者)に頼むと、だいたい18 inch x 18 inch x 24 inch (約46cm x 46cm x 61cm)の大きめの箱で、数や重さや内容物によって値段は変わってきますが大体一箱6,000円~10,000円ほどです。インボイス(税関申告に必要な書類)に書いてある商品の価格によって大きく左右されますこれは関税も関税の手続き代も含まれています。

食費 食費はホンマに人それぞれだと思いますが、ファストフードスーパーで食材を買うのが安いです。パンを買いだめして食費を削るひともいるし、ボクみたいにある程度いろんなジャンクフードのお店を試すのを楽しんだり、アジア料理やメキシコ料理のお店にも入ったりして食で楽しむタイプもいます。日本から大量のカップラーメンを持って行く人もいましたよ。

損益分岐点は「損」「利益」の分岐の点だと言いました。ということは売り上げから経費(固定費と変動費を足したもの)を引いて「0」になるところです。

【売り上げ】ー【経費(固定費・変動費)】=0

この計算をすると、最低どれだけ売ったら店を事業を存続できるのかが分かります。「そんなギリギリでやりくりするつもりはないよ!」という声があるかもしれませんが、この数字を知っているのと知っていないのとでは経営に関する判断が大きく変わってきます。

損益分岐点を中心に「創業計画書」に記入する金額は利益をどれだけ出すか、を考えてあまり現実から離れすぎない数字にします。この時点ではあなたの人件費も決めておかなければなりません。

最初は損益分岐点より少し利益がでる計算で、1年後や軌道に乗ったら利益を50万~100万ぐらいになるように調整して計算してください。

借り入れ申し込み書」を記入して申し込みます。郵送でも大丈夫です。

「借入申込書」に添付する書類

※創業計画書を提出したら企業概要書の提出は必要ありません。

面談

資金の使い道や事業の計画などについて聞かれます。

準備する書類は、事業の計画表(経費や予想売上などが入ったもの)、資産や負債のわかる書類(持っている金額が分かるもの、ローンなどがあればそれが分かるもの)

融資

融資が決まると、借用証書などの契約に必要な書類が送られてきます。

契約手続きが終わると融資金が口座に振り込まれます。

返済

・返済は月賦です。

・返済方法は元金均等返済、元利均等返済、ステップ返済が選べます。

元金均等返済  毎月支払う返済額のうち、元金の額が一定となる返済方法です。返済額(元金+利息)は返済が進むにつれ少なくなります。返済開始当初の返済額が最も高いため、当初の返済負担が重いので借入時に必要な収入が高くなります。

元利均等返済 毎月の返済額を一定に設定した返済方法です。同じ借入期間の場合、元金均等返済よりも総返済額が多くなります。

ステップ返済 初めの返済額を抑えて、段階的に返済額を上げていく返済方式です。

※ 起業してない状態で返済方法を決めるのは大変難しいと思いますが、段階的に返済額が上がっていくステップ返済を選ぶのはおススメできません。売上が思うように伸びなかったり、不測の事態が起こった時に対応できないですからね。

以上が融資を受ける際の流れです。

最後に融資を申し込む際に

不利になる条件

についてお話ししましょう。

・過去に経験がない

実は過去に経験がないというのは、不利になります。経験があった方が事業の失敗が少なく返済も滞らないだろう、という考えですね。新規参入でもフランチャイズなどは本部からの指導があるので、融資を受けやすいです。

しかし、輸入ビジネスでは融資してもらう金額は新車を買う程度なので、下記の様々な不利になる条件に該当しなければ、そんなに厳しい審査はありません。もちろん「赤ぎ塾」でコーチングを受けていれば、事業計画表の添削もさせてもらうので、より審査が受かりやすい状態で審査に臨むことができます。

・自己資金がない

自己資金がないと、準備不足だとみなされるので、融資は受けにくいです。最低融資を希望する金額の3分の1、か半分は自己資金を準備するようにしましょう。

・計画性がない

事業計画書に書かれている事柄が思いつきなんじゃないかと思われたり、まったくのお花畑のような話だったりするのは審査に通るのは難しいです。融資を受けられる人はきちんと計画を立てて、それに向かって準備しているとみなされた人です。

・滞納が多くクレジットに傷がある

携帯料金や公共料金、家賃など月々の支払いの滞納が目立ったり、クレジットカードなどでブラックリストにのっているような人は審査が通りにくいです。

・自己資金が「みせ金」

「みせ金」とは自己資金があるように見せるために、短期で知人などからお金を自分の口座に入れておく行為です。これは違反行為なので融資を受けることができないばかりか、日本政策金融公庫からしばらく融資を受けることができなくなります。融資の審査では半年以上前からの通帳をチェックされます。金融のプロがチェックするので「みせ金」はまずバレると思って間違いないでしょう。

・サラ金など利息の高い金融機関からお金を借りている

サラ金や、カードローン、クレジット・ローンなどの高利息の金融機関からの借金がある場合は、融資の審査時に自己資金をかなり低く見積もられるので注意です。

・面談で感情をあらわにしてしまう

融資の面談ではかなり突っ込んだ質問もされることもあります。あなたの考えの甘さを指摘されることもありますが、面接官にキレてしまったりしてはもちろんダメです。ボクが融資の審査を受けた時は、かなり無表情で事務的な面接官で、ズバズバと物事を言うタイプでした。

決してこっちの起業の相談を受けているという態度じゃなくて、事務的に返済能力があるかないかだけを見抜く機械のような人でしたね。銀行じゃないので笑顔を作ったりしないんでしょうね。そういう人にあたっても自分の未熟なところを指摘してくれてありがたい、と思って乗り切りましょう。

・準備不足

きっちりしたキャッシュフロー(お金の出入り)計画書、自己資金、明確な事業計画を持って審査に臨みましょう。

できれば1年から半年前から融資を受ける準備を始めましょう!日本政策金融公庫で融資の審査に落ちてしまうとしばらく融資の審査が受けられないこともあるので、準備はしっかりとして審査に臨みましょう。

 

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