お金に余裕のない個人が少ない資金で始める古着屋ビジネスの方法!


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★ 直接海外で仕入れる輸入ビジネス(古着屋、雑貨屋、家具屋、アクセサリー屋、並行輸入など)の始め方講座のノウハウ、起業準備編です!

起業の資金どうする?

今回はお金に余裕のない個人がすぐにでも輸入ビジネスで起業したい、というときに頼りになる方法についてお話したいと思います。

今この「はじめてでも、英語が苦手でも、絶対にできる個人輸入ビジネスの始め方教えます♪」という長い名前のブログを読んでいるあなたは、輸入ビジネスで起業するのを夢見ているか、その手前で「ちょっと興味あるかなぁ。」ぐらいの感じじゃないかと思います。

興味があったり、起業する気がある場合に、障害となるトップ2は「ふんぎりがつかない」という理由と「資金がない」という理由だと思います。

「ふんぎり」については、「マインドセット」のカテゴリーで輸入ビジネスを始めると得られるメリットや幸福感、心構えや、あなたの夢の実現の妨げとなるドリームキラーの対処法、などについて書いてありますので、気持ちの整理がつかない時に読んでみてください。

今回は資金繰りについて考えていきましょう。一般的に輸入の「古着屋さん」「アンティーク雑貨屋さん」を開業するのに「最低」必要な資金は300万円前後だと言われています。ボク自身が初めの店を閉めて移転して、シャッター開けたらコンクリートの壁と小さい窓しかないがらんどうの倉庫のようなテナントで、1から店をつくる(買い付けの費用も含め)のにも大体300万円ほどだったと思います。

この300万円には店舗取得の敷金礼金(家賃の3か月分85,000円かける3か月= 255,000円)、初月の家賃(85,000円)、入り口の製作費25万ぐらい(入り口作らないとシャッター開けたらいきなり店内、っていう感じだったので)、電気工事12万ぐらい(クーラー設置費でもクーラーは前の店舗から移動)、店内の内装費10万ぐらい(ホームセンターで買った木材ですべて自分たちで行いました)、買い付け費用に120万円ぐらい。少し少ないですが残りは運転資金に残す、という感じでした。

でも、ボクの場合前の店から流用できたものが結構あるので、この中で必要と思うものがあればあなたにはその経費も上乗せされることになります。例えば、レジ、レジ台、ショッピングバッグ、ポイントカード、ハンガーラック、棚、テーブル、ソファーなどのインテリア、ハンガー、エアコン、オーディオなどです。

ウチは夏でも冬でもドア半分開けて営業していたのでドア枠にエアカーテンをつけて外の温度が中に入ってこないようにしていました。エアカーテンも前の店舗からの流用です。

人によって違うと思いますが、厚物縫いができるミシン、パソコン、プリンター、作業台、オーディオなどもオープン時に絶対必要と考えるなら経費に組み込んでおいたほうがいいと思います。

夢が広がっているのでオープン時には完ぺきなお店にしてないとアカン!と思うかもしれませんが、6割か5割の仕上がりで大丈夫です。なぜなら、内装などの店主のこだわりの部分というのは店主が期待するほどお客さんは気にしません。お客さんが見たいのは「商品」なんです。

なので、何となく目指している雰囲気が作れたらお金を残して最高の「商品」を仕入れる努力をしましょう。内装や備品などなはゆっくり集めていけばいいんです。何やったら、レジも初めは買わなくてもいいと思います。

お会計が手計算ならお客さんとコミュニケーションとりやすいでしょ。「いやー、まだレジ買ってないんですよね~。」みたいなところから話を広げていきましょう。不備があってお客さんに突っ込まれるところはコミュニケーションをとって仲良くなるチャンスです。

なので、店の大きさにもよりますが(ボクのお店は18坪ほどでした)、きちんとした店の形にするのに初めには350万円~400万円ぐらいは必要になってくると思います。運営資金は最低3か月ぐらいは用意しておいたほうがいいでしょう。でも、すべて自分で内装を作って、什器(ハンガーラック)や棚などもアイディアで安くお洒落にできるので250万ぐらいでもお店を作ることはできます。

できるだけ安くお店の内装などを作る方法はこれからのブログで明らかにしていきますのでお楽しみに♪

では250万円~400万円ほどの資金を手に入れる方法を一緒に考えていきましょう。

資金調達方法を考える

1自己資金

初めからこれがあれば一番いいのですが、大体は自己資金を貯めるまでに時間がかかってしまいます。不測の事態で貯金の中から支払わなければならないこともしばしばです。モチベーションを保つのが大変です。

メリットは金利負担がないこと。利息や返済の心配がないので最も精神的にはストレスの少ない方法だと言えます。

2身内(親族、友人)からの借り入れ

相談しやすい身内から借りるという方法です。後にトラブルになることが多いので、いくら親しくても、きちっとした契約書を用意して返済の期日や額を明確に記載して守る必要があります。売り上げの増減によって支払いが滞ると人間関係の崩壊を招く恐れがあるので、決しておススメはしません。

しかし、両親か祖父母からの「ある時払いの催促なし」みたいな状況があるならいいかもしれませんが、気持ちが甘えて緊張感を失せさせる引き金になったりするので注意が必要です。

3 消費者金融

メリットは簡単に申し込みができてすぐ入金される、というところだけです。利息が高いので将来苦しまされることが見えている方法です。いくら大儲けできる自信があったとしても、消費者金融で起業の資金を調達しては絶対にいけません。「地獄」への入り口になりうる恐ろしい方法だと思ってください。

4 融資(銀行、地方銀行、信用金庫)

大手銀行は審査のハードルが高いので最初は難しいと思います。地方銀行や信用金庫などには創業を支援する専用ローンを設けているところや、金利がかなり安いカードローンなどを設けているところもありますので、トライしてみるのもいいかもしれません。

300万円前後なら個人で自動車を買うぐらいの金額なので比較的貸し渋らずに貸してもらえると思います。現在借金の返済がなく、ブラックリストに載ったこともなければ、ですが、、。どちらにしろ、自己資金がゼロでは無理ですので、300万円必要だとすれば自己資金で最低100万円は持ってないと融資の話にはならないと思います。

気を付けないといけないのは、融資の際に銀行口座の残高を見せることになるのですが、金額が足りないという理由で短期で知り合いなどにお金を借りて合計金額だけ十分にあるように見せる「見せ金」のような行為はトラブルの元である上に、万が一やるならよほど巧妙にやらないと金融のプロにはすぐ見抜かれて融資してもらえなくなります。正攻法が一番です。

5 信用保証協会

「信用保証協会」は、事業資金を調達する際に協会が保証人になって金融機関から事業資金を借りやすくしてくれるという公的機関です。
全国各地に信用保証協会があります。創業前でも申し込みができるというメリットがありますが、支払利息の他に保険料の負担があります。銀行や信用金庫に断られたら考えてもいいかもしれませんね。

6 日本政策金融公庫

もとの国金「国民生活金融公庫」です。いろいろな制度があるので一度出向いて話を聞いてみるといいでしょう。「新創業融資制度」は申し込んだから融資実行までに期間が1か月と短い上に、無担保無保証、連帯保証人不要といったメリットがあります。そのうえ、また、30歳までの若者や女性、55歳以上のシニア対象の融資プランがあるなど起業を支援することを目標としています。

「日本政策金融公庫」で融資を受ける場合も最低必要な額の3分の1は自分で用意できた方がいいでしょう。

しかし、お金を借りてビジネスをするということは、いちはやくビジネスを開始できるというメリットがありますが、初めての起業で売り上げが心もとない状態で家賃、光熱費、自分の生活費、電話代、などの上に「返済」が乗っかってきます。思っているよりしんどいので、できるだけ自分のお金で始めるのが得策かもしれません。

必要な資金が300万円だとします。200万円を自分で用意して、200万円融資を受け、400万円にします。その中の300万円でビジネスを立上げ、100万円は運転資金と不測の事態に備えるといった具合にしておいた方が心に余裕を持って軌道に乗るまでを過ごすことができます。

300万円では思い描いた100%のクオリティのお店をまだ作れていないでしょうが、取っておいた100万円をそこに費やしてはいけません。利益を出して、それを使ってゆっくりと理想の形に近づけていくことが大切です。でなければ自分の店というのは自分自身のようなものなので、際限なくお金を費やしてお洒落にかっこよくしてしまおうとしてしまいがちです。

あなたがこだわったほどはお客さんは分かってくれません。内装なんか見ていません。残念ながら、商品がお客さんの第一の関心事であって、第2の関心事はオーナーであるあなたと話をすることです。

これはボクの初めの店で、店の雰囲気をガラッと変えてみようと、2週間店をお休みにして店内の壁を全部塗り替え、天井のむき出しのパイプ類をぜんぶ赤で塗って、新しいハンガーラックを自分たちで作ってビンテージっぽいブルーで塗って、ライトもアンティークショップでそろえたビンテージなランプに変えて、レジの位置も変えたときのことでした。

この「大改装」をしたときに、スタッフとお客さんからの称賛の声を期待してたんですが、2週間経っていざオープンしてみると「レジの位置変えたんですね。」っていうのはさすがに言われましたが、ボクらが言う前に内装が変わったのに気付いた常連さんはほぼ皆無でした笑。

当時レディースは取り扱ってなかったので、常連さんはほぼ男性だったのが敗因(笑)だったかもしれません。だいたいの人は言われないと内装の事を気にしません。ホンマにびっくりするぐらい気付いてくれませんでしたよ。

その後何年か経って、店内のストックルームを全て販売スペースとして使うためにまた3週間店を閉めて、大改装を行いました。コンクリートの床部分に絨毯を敷きつけたり、それまであった店とストックルームの壁をぶち抜いて、大きな木のテーブルを自分たちで作って店の真ん中にドンと置きました。でもオープンしたときに店が広くなったのには気づいてもらえましたが、細かいこだわりの部分はほぼ無視でした笑。

これでボクらが感じたのは、思い入れの違いです。ボク達にとっては大事な商品をできるだけかっこよく見せて、大事なお客さんにボク達の目指すスタイルを伝えるのが「店構え」だと信じているので、できるだけ手の込んだものにしたいと思いがちです。

でもお客さんの方は、ざっくりとした店のイメージしか覚えてなくて、商品を見ることとボク達といろんな話をすること以外にほとんど興味はありません。ありがたいことではあるのですが、何週間も店を閉めたりお金をかけて内装を変えたのを賄えるほどの上乗せの売り上げはなく、店を開いた状態で少しづつ地道に改装しておけば良かったと反省しました。

店に対する「想い」というのはとても大切なもので、それが薄いと店内の汚れやスタッフの気のゆるみにもつながってお客さんに「悪い印象」を与えてしまいます。なぜか悪いところには人はすぐ気づくもので、自分が受けたサービスなり笑顔なりかけられた言葉にこっちの気持ちが入っていないとすぐに気づかれてしまいます。

しかし、「想い」が強すぎて完璧にしようとしすぎると時間とお金が出て行ってしまいます。この「ボクの失敗」を頭の片隅に置いて、店づくりをするときに役立ててください。お洒落な店舗を安く作る方法はまた後のブログでお話します♪

 

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