知らないと損する!古着屋の什器(ハンガーラック)、備品の激安入手法


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★ 直接海外で仕入れる輸入ビジネス(古着屋、雑貨屋、家具屋、アクセサリー屋、並行輸入など)の始め方講座のノウハウ、起業準備編です!

今回は直接海外で仕入れる輸入ビジネス(古着屋、雑貨屋、家具屋、アクセサリー屋、並行輸入など)の始め方講座のノウハウ、起業準備編です!

今回のレクチャーは什器(ハンガーラックや棚、テーブル)などを激安で手に入れる方法についてお話したいと思います!

お店の内装は作ったとして、次に必要なのは商品を置く棚やテーブル、洋服を置くならハンガーラック、レジ台などになってきます。それらを手に入れるのに基本的には3つの方法があります。

「新品で買う」「中古で買う」、そして「自分で作る」です。「もらう」というのもありますがそれは「中古で買う」セクションだと思ってください。そして今回のレクチャーは激安で、と銘打っておりますので、「新品で買う」についてのお話は割愛させていただきます。

資金に余裕があれば新品で什器を揃えてもいいとは思いますが、安くてデザインのいいモノを探すとなると「ニトリ」とか「IKEA」とかの商品がダントツです。でも、個性を売る輸入ビジネスのSHOPにニトリなどの家具があるより、他と被らない什器が置いてあるほうがこだわりを感じるし、お店としての格があがります。

 

激安ポイント その1

スリフトとは

 

スツールぐらいの大きさまでの什器や家具類は買い付けに行った先(アメリカやアジア)で揃えましょう。とくにアメリカやカナダなどではどこの町にも「THRIFT STORE」(スリフトストア)というリサイクルショップがいくつもあります。

ボクらバイヤーが「スリフト」と略して呼ぶ、そういったお店は大手から個人の小規模なものまで、幅広くあります。日本ではリサイクルショップというば「お売りください」的なお店が多く、店側もお金を出して買い取るので安めの値段設定ではありますが、激安ではありませんよね。

でも「スリフト」は慈善事業的な要素が強く、アメリカ人は不用品を無料で寄付する人が多いです。州によっては寄付は免税の対象にもなるし、キリスト教の考え方で貧しい人を助けようという土壌があります。なので「スリフト」では障害のある人や高齢者が働いていることが多く、その売り上げも恵まれない人たちをサポートするお金になる場合が多いです。

なので、1ドル(100円前後)でシャツが買えたり、革靴が買えたり、小さな家具が買えたりすることもざらにあります。ビンテージのソファーやビンテージのバイク(自転車)などもすごい安い値段で見つけられたりするのですが、コンテナの手配をしていなかったので泣く泣くあきらめたこともありました。

感覚でいうと膝と腰の間ぐらいまでの大きさの家具やアンティークなら普通に大きなダンボールに入れて輸入できるので、激安で仕入れることができます。それ以上の大きさになるといきなり送料が跳ね上がるので、大きなコンテナを使って運ぶのならいいですが、コンテナを一杯にできるだけの商品を仕入れられないと無駄になってしまいます。なので、小さめのものは買い付けに行ったときに「スリフト」で仕入れましょう。

 

激安ポイント その2

リサイクルショップで値段交渉

 

店を作ると決めたその時から近くのリサイクル屋さんを回りましょう。それかヤフオクなどで気に入った什器を見つけたらそこに行ってみるか、連絡を取りましょう。

リサイクルショップはまとめ買いをしてくれるのをすごく喜ぶので、あなたが探しているものを持っているか聞いたら、ストックの倉庫に入れてくれることもあります。

ボクの経験では、その時は昭和っぽいショーケースを探していたんですが、その旨をオーナーさんに伝えるとショーケースの入荷があるたびに連絡をくれたりしました。できれば同じ店で数点買うものを見つけて値段交渉しましょう。「これから店を出すのでちょくちょく買いに来ると思います。」的なことも言っておきましょう♪

リサイクルショップ(特に個人経営)なんて実は値段はあってないようなものなので、一見で一つの商品をレジで値切ろうとしても安くしてくれないですが、きちんと事情を言って、ある程度の量の什器が今必要である、ということをなるべくオーナーに近い立場の人に相談しておくと融通をきかせられることが多いです。

 

激安ポイント その3

 

ジモティーヤフオクなどのネット中古品市場で買うのも手ではありますが、なんせ什器類は送料が高いので仮に安く買えたとしても、合計で高くなってしまいます。なので、地域を自分の移動可能範囲内に絞って、商品を検索して見つけたら直接交渉で現地まで取りに行ったり、向こうがリサイクルショップなどのプロならまとめ買いで値引き交渉しましょう

しかし、探すのもけっこう手間ですし、短期間である程度の什器を揃えないといけないので、あせってきますよね。中古の什器といえども、デザインがそれぞれ違って、店の雰囲気と合うものばっかりとはかぎりません。そういう時は、探すのと並行して什器を自分で作っちゃいましょう!

前のブログでも触れましたが、自分で作るとぴったり自分のお店のサイズや雰囲気と合わせた什器が作れます。しかも安いし、自分で作ったのでもし壊れたとしても構造を知っているので自分でリペアしてしまうことがきます。

 

DIY

 

自分でDIYをやったことがない人にとっては、かなりハードルが高いかもしれません。でも、「DIYをしよう」、と心に決めたところからDIYは始まります

どういうことかというと、何かが必要になったりちょっと壊れてしまったときに、すぐプロにまかせようと思うか、まず自分でどうにかしようとするのの違いです。

DIYというのは昔は「日曜大工」といって、お気楽なパパさんの休日の趣味みたいなイメージでした。しかし、バブル期を境に日本は消費文化が根付いてしまい、使ったものや壊れたものは捨ててしまって新しいのを買う、というのが普通になりました。

でも、海外に行くと、アジアなどはもちろん、先進国のアメリカでさえ、そのへんのおばちゃんが自分で車のオイル交換ぐらいはできますし、タイミングベルトやトランスミッションが何なのかもどこについている部品なのかもみんな知っています。

家も汚れてたり、模様替えをしたいときなどは自分で壁やドアを塗り替えます。国民みんながちょっとした整備士であり、大工であり、左官であり、ペンキ屋さんなのです。まず自分でどうにかしようとします。

この感覚を持っていると、もちろんDIYで色んなものを作ることもできますし、海外で何か困ったことが起こったときに自分で解決しようとする心構えを持つことができます。すべてお金をだして他人に任せてしまうことに慣れた人はアクシデントのときに何もできません

ちょっと飛躍した考え方かもしれませんが、お店を経営しているといろんなことが起こります。本当にびっくりするぐらいいろんなことが起こります。

電球が切れるような簡単なトラブルから、漏電して店内のブレーカーが夜に落ちたり、音楽が鳴らなくなったり、ガラスが割れたり、看板が風で飛んでへし折れたり、雨漏りしたり、裏のドアをこじ開けられそうになっていたり、ストックルームにネズミが住み着いて服をかじってしまったり、ビンテージのジャケットのジッパーが試着ではじけてしまったり、ある日出勤してみるとクルマに轢かれたハトの死骸がシャッターの真ん前に転がっていたり、、、などです。全てボクの体験ですが笑。

このようなトラブルがあるたびにプロを呼ばずにどうにか自分かウチのスタッフで対応してきました。それで、だいたいのことはどうにかこうにか乗り越えることができるようになりました。それもDIYを始めることで自分たちがいろいろできると知ったお陰です。

「DIYを始めて人生が明るくなりました♪」みたいなテレビショッピング的な流れになってきましたが笑、輸入の古着屋さんや雑貨屋さん、家具屋さんを志すあなたには絶対にDIYを始めてもらいたいと思います。

買い付けの時は気が付かなかったダメージもどうにか直すことができたり、輸送中に梱包が甘くて壊れてしまったものを日本についてから直したりもできるようになります。逆に直すこと前提でダメージのある商品を激安で仕入れることだってできます。

かなり、話は飛びましたが笑、ここでDIYを始めるには何が必要かお話したいと思います。まず、電動ノコギリ(電ノコ)と電動ドリル(電ドリ)です。インパクトドライバーでもかまいません。電ドリはあんまり安いとパワーがなさすぎて什器を作るのには適してないのでだいたい6,000円以上のものがおススメです。

もちろんそれも中古で安いのがあればそれに越したことはありません。

下はボクがDIYを始めるにあたって購入した電ドリと電ノコです。当時はまだ「DIY」なんて言葉が世にあふれる前だったかなぁ。

この電ドリは振動させることができるタイプで、ドリルを付けるとコンクリートに穴を開けることができます。電ドリは先をドライバーやドリルに付け替えることができるので、一つで何役もこなすことができます

ボク的に2店舗目の床板を貼るのにかなり重宝したんですが、ワイヤレスじゃないのでいろんなところに取り廻すのにいちいちコンセントの位置に悩まされたり、延長コードを何本も繋がなあかんかったので、そこが不便でした。始めの電ドリはそこそこのパワーのコードレスのタイプがおススメです。

これは見ての通り電ノコです。電ノコに関してはコード付きにしとけばよかったと思いました。なんでかというと、木を切る時ってだいたい作業場決めて一気に切ることが多いんですね。

なのでバッテリー式にしておくと木のカットが続いたときにバッテリーが切れて、作業急いでるのに充電待ちだったりします。節約してお店作ってるので予備のバッテリーまで買う余裕ないですもんね。

なので、とりあえず

電ドリ

電ノコ

曲尺(かねじゃく)って呼ばれる金属でできた直角に曲がっている定規。これで直角かどうか見れるのでかなり使います。

アマゾン 曲尺 (参考までに)

メジャー

手ノコ(わざわざ電ノコ使うまでもないところに使う。)

・カッター(大き目)

・サンドペーパー(粗いものから中くらいまで)

・できれば作業台 電ノコでカットするときに便利です。なかったらなかったで大丈夫。

見にくいですが下の画像の左下に写ってるのが作業台です。

最初に用意するのはこんなもんです。

下の画像で自分で作ったのは、

白い棚。2×4の木材と板で作りました。その後白いペンキで塗りました。最初に色を塗ってから組み立てるより完成してから塗ったほうがいいです。DIYすると必要なスペースにぴったり合わせて作ることができるので無駄がないです。

・棚の奥の金属製ハンガーラック。建築現場の足場に使う鉄柱と留め具でラックを作りました。これを売っているホームセンターならだいたいカットしてくれるので、最初にサイズを決めてから買うのがポイントです。

試着室 かなり見えにくいんですがハンガーラックの奥の上の方に曲がったカーテンレールを付けてあります。両端はビス留め、真ん中は天井からワイヤーで吊って補強してあります。そこにデニム地のカーテンをつけて使用していました。女性のお客さんからは狭いと不評だったので、もうすこし大き目のスペースにしたらよかったと思いました。

トイレのドア 画像では見えていませんが、試着室の奥にあるトイレのドアは木で枠を作って薄いべニアを貼って作り変えました。

作っている当初は、将来こんな形で作った什器などを人に紹介する日がやってくるなんて想像もしてなかったので笑、画像がほとんどありません。分かりにくくてすいません、、、。

この様に店内の大きな什器を5つほど作りました。かかったコストは3万円行かなかったと思います。木材を安く手に入れる方法があれば更に安く仕上げられると思います。

例えば、中古の木のパレットを買ったり、いらなさそうなのを交渉してもらってきたり、海や川の河口に行って流木を拾ってきたり、木材屋さんに行って破材を安く分けてもらったり、できればホームセンターを使うよりかなり安く材料を集めることができます。

ジモティーなどで木材を無料や安値でゆずってもらうのもおススメです♪

この様にDIYを始めると、アイデア次第でいろんなものも作れるし、アイデアを出してコストを下げることもできます。

実はこの2店舗目の内装と什器を作る時に、手伝ってくれた人がいました。1店舗目の店から通ってくれていた高校生が大学生となって2店舗目の街に住むようになっていたのです。大学から近いということもあり、暇なときはボクの作業の邪魔(笑)をしにくるので、昼ごはん食べ放題(だいたいラーメン屋でしたが)という条件で手伝ってもらうことにしました。

1人よりも2人のほうがいろんなアイディアが出て作業がどんどん効率よくなります。激安に什器を作る秘訣は「DIY」「アイデア」ですね。

 

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