衝撃!ファッションの流行・トレンドは誰が決めているの?FAQ&A

QUESTION

ファッションの流行は誰かが決めているのでしょうか?それとも自然発生的に生まれるものなんでしょうか?

ファッションショーの画像Ahmad ArdityによるPixabayからの画像

ANSWER

実は、「誰か」が決めているんです!

ファッション好きの人なら一度は毎年毎年やってくる新しい「流行」はいったいどこからやってくるんだろう?と考えたことがあるでしょう。

ボク自身もどういうシステムでトレンドが決まり、世に出て行くのかいろいろ考えたことがあります。そのときにたどり着いた結果は、まずハイブランドのデザイナーがその年の作品を作り、パリコレなどで披露したあと、それに影響をうけた他のブランドがなんとなく従うので世界的なトレンドが似たものになってるんだろう、と。

ハイブランドでトレンドが似ているのはまったく統一感がなければビジネスとしてマイナスなので、水面下で話しを合わせているのでは?とさえ考えていました。

でも、よくよく調べてみると衝撃的な事実が発覚したのです。

「流行」「トレンド」は完全に人為的に作られたものだったのです!

こう言い方をすると「陰謀説」っぽいにおいがしますね笑。

でも普通に「流行」という物は計画的に人為的に作られているものだったのです。

では流行・トレンドの作り方を紹介していきます♪

流行の作りかた

色を決めます

流行を決定するのにまず最初のステップは「流行色」から決めていきます。ちょっと意外ですよね。

どんな機関が「流行色」を決まているのかというと、1963 年に発足した(INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR(国際流行色委員会)という組織なんです。

その組織の中で、消費者の心理や世界情勢などを話し合いトレンドとなる「カラー」を決めます。

なんと、流行が発表される実際のシーズンの2 年前の 5 月に「春夏カラー」、11 月に「秋
冬カラー」が決められています。

それが決まると各国の「色彩情報団体」が、国内の市場にあわせて「トレンドカラー」を発信します。

日本では、JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)という団体が「トレンドカラー」発信の役割を担っています。

素材を決めます 糸と布地

「トレンドカラー」が決まると、次は総合的なトレンドが世界各国のトレンド情報会社によって発信されます。

その中でも、パリ、ロンドンを中心に世界的に影響力の強い会社がカラー・素材・柄・スタイルなどを細かく決定し、業界内に流通している「トレンドブック」で発表します。

その「トレンドブック」を参考に各国のトレンド発信会社の方向性を決めます。もちろんこのような情報は一般の消費者の目に触れることはありません。業界内だけで流通しています。

余談ですが、その「トレンドブック」にはインテリアやエレクトロニクス、プロダクトデザインの分野まで網羅して掲載されています。

ボクらの身の回りの「トレンド」は全てここで作られているといっても過言ではないんですね、、、。

トレンド・スタイルを決めます

これらの「トレンドブック」の情報を踏まえた上で、さらに詳細に素材が決められます。

初めの「トレンドカラー」の決定後、半年〜1 年後までの期間に、テキスタイルや素材などトレンドに関わる業種それぞれの展示会が行われます。

展示会の後、実際に洋服が縫製されます。それが店頭にならぶ半年前です。

各ブランドのデザイナーやパタンナーが作り上げた服は、世界中のコレクションファッションウィークを通して披露されます。

情報発信します

そして、VOGUEELLE などの海外ファッションメディアから新作情報が消費者に届きます。その後、国内のアパレル小売店・ファッションメディアからトレンド情報が発信され、徐々に消費者の間で新しいトレンドが浸透し始めます。

そして、各ショップの店頭にトレンドの商品が並べられ、消費者が手に取るようになります。これが流行が作られる一連の流れです。

流行とは、自然発生的に生まれるものではなく、ファッション業界で働く人々によって、創られたものだったのです。

ちょっと衝撃の事実かもしれませんが、ファッション好きならトレンドを決める側で仕事がしてみたい、なんて考えるかもしれませんね。

 

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