ボクら日本人はどのように今のファッションにたどりついたの?80年代

QUESTION

日本人はどのように現代のファッションにたどりついたのですか?

1980年代ゲーム機の画像Sergei TokmakovによるPixabayからの画像

ANSWER 

時代ごとに紹介していきますね。今回は1980年代です。

 

80年代

80年代に入ると、今まで主流だった海外の模倣を中心とするスタイルから日本独自のファッションカルチャーが生まれます。その代表格と言えるのが「DCブーム」です。

「DC」とはデザイナーズ(Designer’s) & キャラクターズ(Character’s)の頭文字を取ったものです。

ボク個人的には「DCブーム」期は小学校高学年から中学生ぐらいなので、お兄さんお姉さんのファッションというイメージがあります。

DC Brand

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今まで王道だった「トラッドスタイル」から脱却し、礼服の色であったをカジュアルに取り入れたり、今では主流になっているシャツの裾を出す着こなし方が始まったり、新品の製品をわざわざ洗いにかけ「着こんだ風合い」を作り出したり、異素材を組み合わせるた服を着たり、と現代のカジュアルファッションの基礎がこの時代にできあがりました。

カラス族

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New Wave x Preppy. Japan 1983

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のちの大ブームである「ワンレン・ボディコン」「ヒップホップスタイル」といったカルチャーに繋がっていきました。

ワンレン・ボディコンスタイル↓

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この時代はバブルまっただ中だったので、日本中がお祭り騒ぎのようでした。お姉さんたちはディスコの「お立ち台」という舞台に登って下着を見せながらヒラヒラした扇子を振って踊っていたのでした。

その下には肩幅の広いダブルスーツを着た、サイドバックの髪型の男達が万札を手に、上のお姉さんの下着をのぞき込んでいたのでした笑。

その一方で第一次アイドル戦国時代を迎えた80年代中期には、アイドルのステージ衣装にインスパイアされたファッションが流行しました。

男子的にはチェッカーズとかC-C-Bとかはかっこよかったですね。

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80年代末になると、東京ファッションの中心となりつつあった渋谷では、渋谷カジュアルこと「渋カジ」が生まれました。リーバイス501白シャツ紺のブレザーといったトラッドにカジュアルを取り入れた、カジュアルトラッドが男女問わずトレンドになりました。

当時、紺のブレザー「紺ブレ」は空前の大ブームになりました。雑誌の裏表紙の怪しげな広告(身につけるだけで幸せになるネックレスとか売ってるコーナー)でも「モテる!紺ブレ!」みたいな感じの広告が出てたほどでした笑。

ファッションの進化

80年代末から90年代にかけて、日本のファッションカルチャーは成熟していきました。ボディコン渋カジといったスタイルが新たな世代によって生み出され、次世代によって新たな進化を見せた。

「何を着るか」から「どう着るか」へとファッションの意識が変わり、その後のストリートファッションへの道筋ができました。

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