ある古着屋に現れた「変態ブリーフ男」。

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本日は雑談コーナーにします!

店の中や買い付け中などで遭遇したありえない出来事や経験などをお話します!

記念すべき第一回目の今日は、、、、、「変態ブリーフ男。」です♪

興味深々でしょ笑。

 

「変態ブリーフ男。」

こんな時あなただったらどうするでしょうか?

初めて入った洋服屋で、店内にいる店員風の男の下半身がブリーフに革靴だったら。

そしてその男が「いらっしゃいませ。」と挨拶してきたら。

 

ボクだったら「、、あっ、間違えた。」っぽい仕草をしつつ店を出て二度とその店を訪れることはないでしょう。

だって平日の昼間に店員がブリーフ一枚でウロウロしてる店なんて関わらないほうがいいでしょう?

 

でも、まさかそんな稀有な経験を自分がすることになろうとは昨日まで夢にも思いませんでした、、、。

 

しかもボク自身がブリーフに生足、革靴の3拍子そろった姿で。。。(笑)

 

その日は火曜日ということもあってあまり人の出入りはなかったんですが、たまに来店してくれる40代のお客さんがお昼過ぎに愛車のBMWに乗ってやってきてくれました。

一通り店を物色し、店主とバカ話をしていた彼はトルソーが穿いている細身のチノパンに目が止まりました。

入荷したばかりの、40年代のディテールを再現しつつも現代風のシルエットを採用した細身のチノパンで、昨日はボクもそれをロールアップして穿いていました。

彼は購入を決意したんですが、ウエストサイズを34にするか36にするかでかなり悩んでいました。

ボクの見たところ34でぴったりジャストだと思ったのですが、

「ぴったりよりも若干腰で穿きたいと思っているのでやっぱり36にします、いや、でも大きすぎるかなぁ、、。」

店内には昨日現在ウエスト31, 32の2本しか在庫がなく、だいたいの感覚でサイズを注文してもらうしかありませんでした。

でも34ならボクが今穿いているのがあるので、

「もし、気持ち悪くないのだったらボクの34を試着してみませんか?」

と聞いてみました。

古着好きのお客さんはこういうの気にしない人が多いので。

「始めは面倒くさいからいいですよ。」と言っていた彼もだんだん分からなくなったので

「じゃあせっかくなので穿かしてもらいます。」

とボクが穿いてるのを試着することになりました。

 

ボクも1、2分の事なのでサークル什器の後ろに隠れてれば

すぐ済むだろうと高をくくっていました。

お客さんの少ない平日の昼過ぎですしね。

 

しかし!なぜかこの日は奇跡のように不運が重なるのでした!

 

ボクは普段ブリーフを穿く人間では決してありませんが、この前GAPのボクサーパンツを置いてあるコーナーで、色とサイズだけ見ながらカゴに入れました。

家に帰って気付きましたが、買った中に間違えて一枚だけブリーフが紛れ込んでいました。

そのブリーフは長く下着のローテーションに入る事も無くほぼ忘れ去られていたんですが、この数日洗濯物が溜まっているのか、はたまたまだ乾燥中なのか、このグリーンのブリーフしかタンスに入ってなかったので、仕方なくブリーフを穿いて出勤しました。

彼に「今日偶然ブリーフなんですけど、笑わないでくださいね。(笑)」

と冗談っぽく言い、今穿いてたチノパンを試着室に差し出しました。

彼も「何か温かいなぁ。(笑)」

ボク「温かいのは仕方ないですよ~。(笑)」

 

って言い終わるか終わらないかで、2人の男女が音も無く店の中央まで歩いてきてるのが見えました!

 

っ!!!!!

 

とりあえず「い、いらっしゃいませぇ。」とは言うことができました。

でも今ボクの下半身は上から緑のブリーフ生足、革靴(デッキシューズ)です。笑

見たことのないお客さんなので、初めての来店だと思います。

ボクの前にはサークル什器があるのみでこれを超えられると、ボクのあられもない姿があらわになってしまいます。

初来店のお客さんにブリーフ1枚でのお出迎えはどう考えても最悪です。

早急にどうにかしなければ!

カップルとボクの間はもう5mもありません!

とっさに背後のショートパンツコーナーに吊ってあるパッチワークのバミューダパンツを手に取りました。

サイズなんかどうでもいい!

ハンガーをはずして穿いてみます。

なるべくズボンを穿いてる動きを悟られないように気をつけながら、両足を通ると一気に上げました。

な、何とか入るサイズでした。

セーフ!!!

なんとかカップルがボクのアタフタさに気づく前にレジに避難できました~。

避難後はまるで何もなかったように振る舞いましたが、すごいどや顔をしてたと思いますよ。(笑)

ちなみにお客さんはサイズ34でぴったりでした。

ボクがブリーフ一枚になる前から店内に入っていて、

ソファーのところで一部始終を見ていた常連の石田くんはボクのアタフタを見て腹を抱えて笑っていました。(笑)

 

皆さんも、お客さんに自分のパンツを試着してもらう時は気を付けてくださいね~♪笑

無いか、普通。

 

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