
アメリカ買い付けって具体的に何をするんですか?

ANSWER
出発から帰国、商品到着までの流れをお話します! 古着業界にいない方には「海外買い付け」は一体どうやっているのか想像しにくいかもしれません。今回はざっくりではありますが「アメリカ買い付け」の手順についてお話します。 バイヤーによって少し段取りは違うかもしれませんが、やることは大体一緒です。 ・日程を決めてチケットを買う ・空港で出国手続きをする ・アメリカ到着・入国手続き ・レンタカーを借りる ・ディーラー・スリフト・フリマなどで買い付け ・夜はモーテルに泊まる ・食事は人それぞれですが、ファストフード店やスーパーで買って食べることが多い ・発送用の段ボールを買う ・パッキング(荷造り)する ・インボイス(コマーシャルインボイス・税関申告用の商品の価格、数量や請求額を記載したリスト)を作成 ←今日はこれ ・発送 ・アメリカ出国・帰国・入国審査・税関審査 ・商品受け取り ・洗濯・クリーニング・値付けインボイスを作成する
「インボイス」とは輸入する商品を税関に申告する際に必要な書類で、「カスタムズ・インボイス」と呼ばれます。日本語では「仕入書」と呼ばれています。 インボイスにはいろいろな種類があります。商業用の商品の場合、「コマーシャル・インボイス(Commercial Invoice)」を作成する必要があります。 難しく聞こえるかもしれませんが、古着や雑貨などの輸入業者が「インボイス」と言えば、「コマーシャル・インボイス」のことを指します。ここでは「コマーシャル」という言葉を覚えてください。 コマーシャル(Commercial )は「商業上の」という意味です。 インボイスは輸入する商品のアイテム名、素材、原産国、数量、購入価格などを記入します。税関申告の際にインボイスの内容とパッキン(商品が入った段ボール)の内容が食い違うと面倒なことになります。 ・商品が関税で止まってしまう ・何回も関税から電話がかかってきて内容物の詳細を聞かれる ・商品が足止めされている間の保管料などを請求される ・輸入禁止の商品(ワシントン条約で決められた)などが入っていた場合、罰金と焼却手数料(高額)を請求される ・一度トラブルがあればブラックリストに載って、次からの買い付けの度にパッキンを開けられて検査される。(しばらくきちんとインボイスを作成していればブラックリストから外れることもある) そうなってしまうとせっかく買い付けた商品なのになかなか店頭に並べることが出来ないばかりか、輸入禁止の動植物を使ったアイテムを知らずに買ってしまった場合は、商品は没収、焼却され、その上罰金と焼却手数料を支払うことになってしまいます、、、。 インボイスは買い付けの工程の中でも特に重要なので、正確に記入するようにしましょう! ※ 赤ぎ塾では「割れ物を梱包する方法」や「インボイスの書き方」を有料レクチャーの中で学ぶ事ができます。レクチャー内で赤ぎ塾特製のインボイス製作時間を短縮できる、オリジナル「インボイス表」をプレゼントしています♪ もちろん、輸入禁止の商品の紹介や、正攻法ではは輸入することのできない「ユーズドの食器」などの税関を通す方法などの「裏技」(もちろん合法的に)もお教えしています♪
