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こんにちは!赤ぎ塾の信田です♪
今回から数回に渡って大量に洋服を仕入れる買い付けのスタイルについてお話したいと思います。大量購入と聞くと、「ベール買い」を思い浮かべる方も多いと思います。
でも、赤ぎ塾では「ベール買い」は奨励していません。
なぜおススメしないのかという理由をこれからお話しますね。
その前に「ベール買い」というのを知らない方もいらっしゃると思いますので少し説明します。
古着業界で言うところの「ベール」とは大量の古着を圧縮パックしたものです↓
参照 https://global.rakuten.com/en/store/hause/item/1499391/
ベールは、枚数で売るのではなく固まりを重さで販売するので1枚に対する価格がかなり安いのが特徴です。
「安さ」こそがベール買いのメリットでもあります。安いのはいいことなのですが、ベールというのはどのようなクオリティのものが入っているのか開けてみないと分からないというデメリットがあります。
そのため、売り物にならない洋服を在庫に持ってしまう「ロス率」が高いのも問題です。
ベールとは対照に商品を手に取って一つづつ仕入れることを「ピック」、「ピックする」といいます。
古着の卸業者では日本でもアメリカでもタイでも1点1点ピック売りと並行してベールで販売をしているところがほとんどです。
しかし、卸業者はまず自社用にベールで仕入れて、一度開封し、現金に変えられるクオリティーの商品だけ抜いてまた残りを自社でベールにして販売する、ということをしているところもあります。
もちろん「未開封」のベールを「売り」にしている業者もあります。しかし、「未開封」だからと言っていい商品がはいっているかどうかは全くの「運」まかせになります。
「ベール」で買う、ということ自体が「内容に対して何が入っていようとも文句はいいません。」というのが暗黙の了解になっています。
なので、買った「ベール」が運悪くほとんどが「ロス」になったとしても、返品はできません。安く買っている分リスクが伴うということです。
しかも内容物に関しては卸業者側のさじ加減でどうにでもなるので、いいものが入っている確率はかなり少ないです。
なぜなら業者の倉庫では古着屋のバイヤーがピックしに来ているし、業者の従業員がオーダーを受けてピックして送るというサービスをしているところも多いのです。
業者で働いていた知人の話によると、オーダーを受けた場合、いいモノ1割、普通のモノ4割、ロスにしかならないレベルのもの5割、と会社で決めて発送していたと聞きました。
いい商品というのは数が少ないので仕方ないかもしれませんが、半分がロスになるのなら2倍の値段で仕入れたのと同じです。
古着屋さんから受けたオーダーにはある程度の責任が伴いますが、ベールは自己責任なので余ったロスの塊が送られてくる可能性はかなり高いということです。
これが、赤ぎ塾が「ベール買い」を推奨しない理由です。
このブログを見てくれている方は、個人で古着屋開業を目指している方が多いと思います。
赤ぎ塾は「自分のお店の商品は自信をもってお客さんに届けたい」と考える方のお手伝いをしたいと思っています。
国内の卸業者を利用する場合でも、商品の仕入れにはピックをおススメしています!
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